めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

なつぞら第21週の感想

今週はなつの妊娠出産の話で、一生お一人様で生きるつもりのわたくしには縁遠い世界だったのですけど、それでもわたしなりに感動したりいいなと思うシーンやエピソードは結構あってですね。 まずはNHKよ、NHKには赤子が湧く泉でもあるのか。出産直後シーンで…

わが良き狼(筒井康隆著)の感想

はい。 わが良き狼(ウルフ) (角川文庫 緑 305-4) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 1973 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (10件) を見る これってカバーこんなんだったんですね……父か伯父の蔵書のカバーがな…

時間エージェント(小松左京著)の感想

「ライトじゃないノベルを読もう月間」です。またヤバいものを読んでしまった…… 時間エージェント (新潮文庫 こ 8-5) 作者: 小松左京 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1975/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る なにがどうヤバいかという…

なつぞら第20週の感想

はい。 今週も果てしないエモみでした。 なつと坂場くんは新居にて生活を始めるのですが、坂場くんは家で翻訳の仕事をして主夫みたいな感じになります。富士子さんのレシピを活用して真夏にクリームシチュー煮ちゃうw 坂場くん、不器用ながら頑張ってる感じ…

逢魔が時に会いましょう(荻原浩著)の感想

ナウシカの考察をしたいと言ったな。したかったけど読み始めたらしんどすぎて(絵が物理的に殴ってくる感)またこんどになった。 というわけで「ライトじゃないノベルを読もう月間」二発目は荻原浩の「逢魔が時に会いましょう」です。 逢魔が時に会いましょ…

3月のライオン(羽海野チカ著)について思うこと

3月のライオン、好きなんですよ。 最初は母がアニメにハマって、1話の再放送を観たらわたしもハマって、いまは既刊全巻揃っている状態です。ファンブックはないですけど。 3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス) 作者: 羽海野チカ 出版社/メーカー: …

なつぞら第19週の感想

コミケ真っ最中に失礼します。今ごろキノコモリキャラバンは売れているのだろうか……。 今週もとても良かったです、なつぞら。 今週は十勝が舞台でした。とても明るい一週間で、坂場くんが牛のフン踏んですっ転ぶところから始まります。 おんじの「きっとって…

LINEノベルの話

LINEノベルというアプリ(というかサービス?)が話題になってちょっと経ちますけど、つるみ犬丸先生の本は紙で出るみたいだしいいやーって思ってたんですよね。 でもつるみ先生がツイッターで、非公式の番外編をLINEノベルに掲載しておられると聞いて、矢も…

ユーモア小説集(遠藤周作著)の感想

はい、久々に読書の話です。(これは何ブログだ) きょうはコレです。 ユーモア小説集 (講談社文庫) 作者: 遠藤周作,和田誠 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1973/05/15 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (6件) を見る これね、昔「なに…

なつぞら第18週の感想

今週もすこぶる面白かったです、なつぞら。 なつと坂場くんのことが色々噂される中、なつも坂場くんもそれを否定しなかったんですよね。つまり夕見子言うところの「同志」という関係だったわけです。 そして坂場くんが盛大にフラグを立てます。もし長編映画…

近況とかコマーシャルとか色々雑多なやつ。

でた!なつぞらの感想が二連続しそうになると出るやつ!! というわけで近況です。暑いっすね……自分の部屋に冷房がないもので毎晩熱帯夜に苦しんでおります……。 きのうのことなんですけど、うっかり茶の間の窓が網戸のまま、扇風機つけっぱなしで寝そうにな…

なつぞら第17週の感想

今週もエモみだらけでした……。 東洋動画ではテレビアニメを制作するのですけど、坂場くんは鉄腕アトムみたいなやり方はアニメと言えるのか、と言います。 アトムって確か省力化するために動かす部分を減らしたりランダムに動かす絵を繰り返して沢山の人が動…

空飛ぶ卵の右舷砲(喜多川信著)の感想

この間買ってきたやつ、ようやっと読めました。 空飛ぶ卵の右舷砲 (3) (ガガガ文庫) 作者: 喜多川信 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2019/07/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る これです。 ザックリ言うと「植物によるポストアポカリプス世界…

戦国ベースボール 恐るべき反逆者たち!vs島原レジスタンス!!(りょくち真太著)の感想

児童書っていいっすね……夢とロマンが詰まっておる…… 戦国ベースボール 恐るべき反逆者たち! vs島原レジスタンス! (集英社みらい文庫) 作者: りょくち真太,トリバタケハルノブ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/07/19 メディア: 新書 この商品を含むブロ…

なつぞら第16週の感想

今週もとてもよいストーリーでした。 まずはおんじが正義でした。夕見子が駆け落ちした相手を殴りに東京までやってきます。夕見子は大学の先輩で大きなデパートの跡取り、高山という男と東京に駆け落ちするのですが、この高山がまあクズなんですよ。 夕見子…

斎藤隆介・滝平二郎の絵本の話

長い記事にはならないかと思いますが書いてみます。 わたくし秋田県民でして、去年の8月は平成最後の百姓一揆に心躍らせていたわけなんですが、斎藤隆介・滝平二郎の絵本は秋田県民に直撃するんですよね……。 猫山 (創作絵本38) 作者: 斎藤隆介,滝平二郎 出版…

コマーシャルタイム!!(夏コミ合同誌とかエッセイのお仕事とか雑談とか)

コマーシャルタアアーイムっす!!(ポストアポカリプスベーカリーのホームくんみたいな感じで) いえね、流石になつぞらの感想続けちゃうとなんのブログかわかんないじゃん?そもそもなんのブログなんだっけ? あ、空飛ぶ卵の右舷砲三巻ゲットしました。耳…

なつぞら第15週の感想とアンチについての気づき

今週もとても面白かったです。今週はアニメ制作のシーンが多かったかな。 なつは短編のアイディアとして「ヘンゼルとグレーテル」を選びます。それは十勝で夕見子に、「なつたち兄妹は絵を描くことがパンくずを落としていくこと」という考察を言われ、あんた…

錆喰いビスコ4業花の帝冠、花束の剣(瘤久保慎司著)の感想(ネタバレあるかも)

はい。 錆喰いビスコ4 業花の帝冠、花束の剣 (電撃文庫) 作者: 瘤久保慎司,赤岸K,mocha 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る やべえものを読みました。歌舞伎じゃん……スーパー歌舞伎じゃん……そして遠山…

なつぞら第14週の感想

今週もデタラメにエモかったんですよ……千遥について突き詰めた一週間でした。 先週ラストで柴田牧場に現れたワンピースのお嬢さんはまさに千遥だったのですが、千遥は「なつや咲太郎のことを忘れている」、と自分で思っていて、電話で声を聞いて思い出すので…

若いレトリックの話

最近、ライトノベル作家志望なのにリアルな若者を知らないなあ……と思うことが時々あります。わたしはもう若者と言えるか微妙な歳ですし、中卒なので高校生がどんな暮らしをしているのか、それこそライトノベルの中でしか知らないんですよね。 そんな人間が若…

スーパーカブ5(トネ・コーケン著)の感想

なにこれめっちゃエモい(語彙) スーパーカブ 5【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) 作者: トネ・コーケン,博 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/08/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 電子特別版なんて出てたんですね。わたくし紙…

なつぞら第13週の感想

もう折り返し地点まで来たんですね……今週は雪次郎の乱でした。小畑家にフォーカスされてました。 雪次郎は劇団の試験を受けて川村屋を辞めようとするのですけど、それを知って小畑家、つまり雪月のみなさんが東京にやってきます。しかもとよばあちゃんまで。…

いま追っている作品の話

いや、流石になつぞらの感想が連続するのはどうかと思って、いま追っている作品の整頓をしようと思います。 まずはライトノベルの、2巻以上刊行されているものから。 ・錆喰いビスコ ・ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか? ・空飛ぶ卵の…

なつぞら第12週の感想

今週もすごかった……全力で大変な事態が起こりまくる様子は、なんとなくあさが来たを思い出します。あのドラマもたたみかけてきたからなあ…… まず11週ラストの女の子はなつの妹ではありませんでした。なつの妹は戦後すぐのころ6歳で親戚の家から出ていったき…

ドラえもんの大長編の話-3

久々にドラえもんの大長編の話です。 きょうはこの2冊。 大長編ドラえもん のび太の宇宙小戦争 (Vol.6) (てんとう虫コミックス) 作者: 藤子・F・不二雄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 1985/10/28 メディア: コミック 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を…

【番外編】ファイナルファンタジークリスタルクロニクルの話

スイッチでリメイクが出るので皆さん知ってますかね。わかんないけどこのゲーム、ファイナルファンタジークリスタルクロニクルはわたしの青春のゲームでした。 ひとりでちまちま進めたり友達とワイワイやったり、バテン・カイトスとか黄金の太陽とかマジカル…

なつぞら第11週の感想

もう開き直って番外編とかつけるのやめます。今週もなかなか刺激的でした。 北海道では照男兄さんと砂良さんが結婚しました。照男兄さんが幸せそうなのと泰樹おんじが幸せそうなのでとても良かったです。 で、たぶん結婚式ってなったらすごい着物が出てくる…

ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?2(新八角著)の話

いやはやまたすっごいものを読んでしまった。 ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?(2) (電撃文庫) 作者: 新八角 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/07/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る これです。アマゾンの…

【シリーズ】なつぞら第10週

今週もなかなかよかったです、なつぞら。 なつがアニメスタジオで仕上げの仕事を始めるのですけど、仕上げの現場は結婚前の若い女の子が花嫁修行のついででやってる……というかんじでした。 そこでなつは、亜矢美さんセレクトのド派手ファッションに身を包ん…