めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

なつぞら第12週の感想

今週もすごかった……全力で大変な事態が起こりまくる様子は、なんとなくあさが来たを思い出します。あのドラマもたたみかけてきたからなあ……

まず11週ラストの女の子はなつの妹ではありませんでした。なつの妹は戦後すぐのころ6歳で親戚の家から出ていったきり、行方不明になっていて……最悪の想像しかできないんですけど、なつたちは諦めないのです。つよい。

漫画映画のポスターのスタッフ欄に名前を載せるぞとなつは意気込みます。つよい。

 

そいで今週のファインプレーは間違いなく作画の下山さんでしたね。うっかりすると麒麟のイイ声のほうだということを忘れそうになります。なつの高校の千鳥ノブ先生と同じくネタ要員かと思いきやめっちゃいい芝居するじゃないすか!

下山さんは元警官で、なつが妹の千遥のことを「住んでるおでん屋のお客の話」として相談するんですが、下山さんは「先輩の話」として戦後苦境に立たされた女の子を助けた話をするんです。なつは「それ下山さんのことですか、それで辞めさせられたんじゃないですか」と北海道マインドを炸裂させるのですが、下山さんは「いやあ僕は日誌に似顔絵ばっかり描いてて」とぼかします。そしてなつにはそれが自分のことではないのかとは聞かないのですよ……!

しかも下山さん、なつが前と同じ服を着ていることに気づいて何かあったなと察するんですよ。下山さん超ファインプレーじゃないすか。

あと下山さんの作画用の机に置いてある手のデッサン人形、手錠かかってて地味に笑いましたw下山さん、すごく素敵です。

なつは下山班にいるわけですが、マコさんや堀内くん、茜ちゃんなど曲者揃いなんですよね、下山班。これから意見のぶつかり合いが見られると思うとワクワクします。

 

それからついになつぞらにも「東大トンチキイケメン」枠のキャラクターが出てきました。主に戦前が舞台の朝ドラだと帝大生ないし帝大出のトンチキ(ごちそうさんの悠太郎さんとかあさが来たの東柳くんとか)というのがよく出てくるのですけど、今回の東大トンチキイケメンは高畑勲さんがモデルというやばすぎるキャラクターでした。今のところ助監督なのかな?名前は坂場さんと言います。中の人は中川大志くんです。真田丸の秀頼さまです。LIFF!の「轟け!ファミレス塾」の新人アルバイトです。

坂場さんは「アニメーションにしかできない表現を選ぶということは子供の観るものにリアリティはいらないということですか」とやべえめんどくさい質問をしてきます。しかも文句を言うために質問するのでなく単純に疑問に思ったからです。うわあめんどくさい。

坂場さん、初登場はライブアクションのカチンコを鳴らす、というシーンだったんですが、どうやらすごくぶきっちょなようでカチンコは「ぺちん」てなります。カレーパンのカレーを本にこぼします。でもナチスを風刺し人々の解放を描いたアニメ映画に感動して、絵は描けないけどアニメ制作に参加するのです。

この辺のくだりで好きだったのはなつが「鵯越の逆落とし」を知らなかったとこです。一緒にお昼を食べていたモモッチも知りませんでした。なつたちは「わんぱく牛若丸」という映画を作っているのですが、坂場さんはアニメの内容のあと、牛若丸が大人になってからもストーリーの続きであると考えて、「鵯越の逆落とし」を出してきたわけですね。あさが来たの宜ちゃんなら「憎むべきインテリ」って言うとこですね……。

 

そして雪次郎が乱を起こしました。劇団のオーディションを受けたのです。今まで従順な一人っ子の、雪月の跡取り息子として育ってきて、それでもどうしても演劇がやりたくて川村屋を辞めたいと言い出すのです。

きみが北海道に帰らなかったらバターサンドが!生まれないじゃないか!!いや知らんけどな!!!

来週はそれで雪月のみなさんが東京にやってくるようです。なんととよばあちゃんまで。雪次郎めっちゃ愛されてるな……。

しかし跡取り息子なのに名前が雪次郎というの、真田丸みを感じます。雪次郎の場合単に父親が雪之助なだけですけど。

 

いろんなことが重層的に起こる構造はどことなくあさが来たを思い出します。面白かったなーあさが来た。こないだまで再放送の枠でやってて再履修で観てたんですが面白かったなー。

ゲゲゲの女房も観てるんですけどふみちゃん可哀想すぎてつらいです……向井理の水木御大の登場が待たれる。

 

さて、来週はごっそり読書だけど何を読もう。