今週もすこぶる面白かったです、なつぞら。
なつと坂場くんのことが色々噂される中、なつも坂場くんもそれを否定しなかったんですよね。つまり夕見子言うところの「同志」という関係だったわけです。
そして坂場くんが盛大にフラグを立てます。もし長編映画が成功したら結婚してほしい、となつに言うのですが、これって「戦争が終わったら結婚するんだ」レベルのフラグですよね。
期日も予算もオーバーして完成した映画は、見事に不入りでした。まさにフラグ。坂場くんは退職届を出してしまいます。
なつのほうも、坂場くんに「才能だけを愛されている」という感想を持ちます。なつはちゃんと、坂場くんのどこが好きか、熱心に考えたのですが、坂場くんは好きだ、という一言を言えないのです。
そのちょっと前に亜矢美さんが若い頃好きだった人が戦争から帰ってこなかった、という話になるのですけど、これで先週雪次郎の言った「亜矢美さんは咲太郎さんが好きなんでないかい」という筋は消えたのでしょうか。亜矢美さん本人は「よくある話」とその悲恋について言うのですが、しかし「よくある」という数だけ、人生を変える悲恋があったと思うと悲しいです。
すごくどうでもいいんですけど、坂場くんとの結婚生活って面倒そうだなあと思いましたw
「味噌汁の温度が適切でないと思うのですが」とか言いそう。「味噌汁の具がイメージと違うんです、もっとこう、味噌の味を引き立てつつそれ自体も輝くというか、とにかく違うんです」とか言いそうだなあって。
坂場くんが才能を愛しているのだと感じたなつは一緒にはいられない、というのですが、帰ってきてから横たわって動かなくなります。
なつはショックだったんですよね。なつは、「ありえない幸せ」の中を生きてきて、そして坂場くんとの結婚も「ありえない幸せ」という物語の続きだと思っていたんだと思います。
なつは坂場くんがなんだかんだ好きだったんですよね。たとえ才能を愛されているとしても。
なつが会社を休んだ日、坂場くんのほうはまるで自分がフられたみたいな顔をして中庭の池のベンチにいました。咲太郎かおんじに殴ってもらいたいとどれだけ思ったか……。
でも坂場くんは坂場くんで理詰めで考えて、結論としてなつが好きだというところに落ち着いて、風車を訪れます。いきなりパンチしてこないだけ咲太郎大人になったな……などと思いました。
坂場くんは改めてなつに好きだ、と結婚を申し込みます。亜矢美さんは「生きてるから遅くない(意訳)」というのですけど、なかなか重い一言ですよね。
そしてなつと坂場くんは柴田牧場に向かう……というのが今週のラストです。
史実でモデルになった人と違うルートの人生というのを見ていると、まだまだ波乱万丈でいくのかな、と思いますよね。
それから坂場くんの二度目のプロポーズの熱量がすごかったです。誠意ある人だとよく分かるし、なつを好きで仕方がないのだろうなあと。
咲太郎がなつを誰かに託すのは二度目なわけですけど、孤児院で別れたときと同じく、「不幸にしたら許さない」って言うんですよね。
来週は柴田家で一悶着あるようです。予告で「きっと幸せにします」という坂場くんに「きっとってなんじゃ」という安心と信頼のおんじw
来週はついに白無垢だ。ウェディングケーキは雪月製なのかな。ワクワク。
あとよくよく考えてみたら真田昌幸VS豊臣秀頼(真田丸)なんですよね。戦国時代にも程があるぞ。
ていうか坂場くん無職なんだけどどうすんだ。どうやって暮らす気だ。
坂場くんとなつ、どういう家族になるのでしょうか。期待大です。東大トンチキ枠と天然野生児ヒロインの人生、非常に楽しみです。
来週こそ読書します(反省)