今週もとても面白かったです。今週はアニメ制作のシーンが多かったかな。
なつは短編のアイディアとして「ヘンゼルとグレーテル」を選びます。それは十勝で夕見子に、「なつたち兄妹は絵を描くことがパンくずを落としていくこと」という考察を言われ、あんたが作るならこれだよと推されたからです。
それを東京に持ち帰ってみると坂場くんが「魔女は理不尽の象徴」という考察を始めます。なるほど、坂場くんはなんでも象徴になるものを探すのですね。
なつと坂場くん、何度もフラグが立ちそうになるのですがいつもなつが豪快にフラグをへし折りますwそしてナレのなつの父(ウッチャン)はそのことについて無言ですwなぜだw
そいで今週から登場した神地くんというのが、まさに宮崎駿でした。規格外の超天才。会議で出てきた内容をサクサク絵に起こしちゃう。
なつたちの作るヘンゼルとグレーテルは、魔女は実は森の奥の塔にいる悪魔に、悪魔の飼う狼の餌として子供を差し出さねばならず、悪魔に捕まったヘンゼルをグレーテルがツタを登って助けに行き、魔女が悪魔から寝返りヘンゼルとグレーテルを助けて、悪魔の飼う狼が追いかけてくる……という、どこの配信サイトで観られるか真面目に調べたくなる内容でした。グレーテルが助けに行くのも、悪魔が狼を飼っているのも、魔女が寝返るのも神地くんの考えた設定で、そこに坂場くんが「狼は兵器の象徴」と細かい意味づけをして膨らんでいくのです。
そしてラストに行き詰まる一同ですが、なつは深夜まで作業して眠り込み、いつぞやの遭難事件を思い出します。十勝編であったやつですね。
閃いたのは「木の巨人」でした。木彫り彫刻から連想したのです。
魔女が木の巨人になり、悪魔の塔を打ち壊して、中からさらわれていた子供たちが出てくる……そして巨人は動かなくなり木漏れ日がヘンゼルとグレーテルをつつむ……というものすごいオチができたのです。
で、この一連の作業の間、どんどんマコさんが弱っていくのです。坂場くんや神地くんのアイディアでどんどん物語ができていく中、ストーリーがあればだれよりそれを膨らませられるマコさんが、ストーリーを作りながら作るスタイルについていけずどんどん疎外されていきます。でもマコさんも、一途に情熱を貫くなつたちのようでありたい……と思っています。
さて、一方で咲太郎兄さんは声優プロダクションを立ち上げますが、明らかに反社会勢力と思われる人たちまで面倒をみることになります。芸能界と反社会勢力のしがらみってやつですね……。
で、テレビ映画の西部劇の吹き替えをするのですが、雪次郎の十勝訛りのせいで7回ストップしてしまいます。最終的に山寺宏一(役名なんだっけ)が雪次郎の口を手で押さえて雪次郎のセリフを声を変え演じてしまいます。
その雪次郎の凹み方がかわいそうなのです。呑んだくれてFFJの歌を歌いだす始末。
これで挫折しちゃうのかなあ、雪次郎。バターサンド爆誕なるかって笑いたいけど落ち込む雪次郎見てたらそんなこと言えませんよね。
そして突如東京に現れた夕見子は、学生運動をするのだと言いだします。まじでか。夕見子フリーダムだなおまえ。
来週はおんじが夕見子を止めに東京にくるようです。殴られてたのは夕見子の男でしょうか?楽しみです。
それで、話題は変わるのですが、この間母と話していて気づきを得ました。
朝ドラのアンチはなんなんだと、嫌いなら見なきゃいいのになんでタグまで作って文句ばかり言うのかと憤慨していたところ、
「野球の球団アンチと同じだよ」と言われまして。
要するに文句を言いたいから熱心にその球団の試合(=朝ドラ)を見る、そして「あの監督はホントに」(=あのヒロインはホントに)と怒ってストレスを解消している。要するに誰よりも朝ドラが好きな人種なのだ、と。
納得ですよね……。
怒るのは一番手軽な娯楽なので、それでストレスを解消しているだけなのです。なんだ、全く変じゃない。全然フツーじゃん。
これからはうっかりアンチタグ踏んでも「あんたらホントに大好きだね」とだけ思うことにします。はーすっきりした。