めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

錆喰いビスコ6 奇跡のファイナルカット(瘤久保慎司著)の感想(ネタバレ注意)

はい。

読みました、錆喰いビスコ最新刊。

もう表紙から最高じゃないですか。しかし錆喰いビスコの表紙に初登場した女キャラがメパオシャでしかも黒革がバ美肉した姿とは誰が予想できただろうか……。

てなわけで感想です。内容的にはふせったーでツイートしたものを整理したものなので自分用の記録に近いですが一応。

 

黒革のやりたかったことが「ビスコが主人公の映画を撮る」という、完全に個人的にやりたいことで、そのためだけに日本を占領するという無茶なことをするのがまずは発想として凄すぎるんですよね。

黒革は1巻で好きな女の子の写真を見る少年のようにビスコの写真を見ていた、ビスコが大好きな人として描かれているけど、それが本当に純粋な「ヒーローへの憧れ」で、それが映画を撮らせるまでいくというのは想像を絶している。死から復活してまでビスコの映画を撮りたいってどういう愛なんでしょうか……。

そいで悪の県知事から恐怖の女監督になったわけだけど、恐怖の女監督のビジュアルが好きすぎてつらい。あとボンテージのパウーえっちだ。恐怖の女監督の補佐にぴったりのビジュアルでたまらんかったです……。

 

あとジャビに泣かされました。最後にやりたいことが「ビスコとおもっきり戦う」ってどこまでもビスコの師匠で父親だし、あんな最期泣くしかない。ジャビはビスコを「優しい子を修羅にしちまった」って言ってたけど、ビスコはそれでもジャビが好きだし、ビスコはジャビの言葉で「矢」に戻れたわけで、ビスコという矢を放てる弓はまさしくミロだけなんだなあ……。

あとジャビの死ぬまでにやりたいことリストのフォント芸すごく好きです。

 

ビスコとミロが新しいパワーを得ることは定番ですけど、今回の「超信弓」は少年漫画みを感じて熱いです。それに倒される挿絵の黒革の表情が完全に恍惚でたまらない。黒革を倒したときのビスコの「来世では、お互い芝居なしで会おうぜ、黒革!」っていうのめっちゃしびれるし黒革の最期の『これで!』『アカデミー賞!』『間違いなしだァァーーッッ!!』っていうの最高すぎませんか。黒革の人格がしっかり出ている。

そしてメパオシャが暴れると出てくるゴピスたまらないですね。ゴピスとメパオシャは牛頭馬頭だからね……。

 

最終的にチロルがぼろ儲けしてたのチロルらしくていいなあ。やってること金象信と変わらないw

あと忘れちゃいけないのがテレビでビスコの様子を流して日本中の人がビスコを応援するシーン。なんだよ良すぎかよ泣いちゃうよ。チェンとウーシィがちゃんと出てて嬉しかったです(そこか)それでミロが「僕以外の祈りを使って、超信弓を撃つつもりだったの?」って言うの最高じゃないですか。黒革もビスコ大好きだけどミロがそれ以上にビスコ大好きなの滾りません????

 

あとパウーの愛妻弁当とかハーレムシーンにキレるとか、パウーがすごく面白かったですw主人公が妻帯者のライトノベルって斬新だけどそれを生かした笑いどころがちゃんとあるのとてもよい。

 

とにかく面白かったです錆喰いビスコ6巻。最後に次の巻の発売予定があることがはっきり書かれてて「よっしゃあ!!」ってなったよねみんな????

 

錆喰いビスコ、本当にどんな物語が続くのか、すごく楽しみです。

最近LINEノベルで読んだものまとめ(その15)

はい。

ご無沙汰してました。どうぶつの森楽しいっす(開き直るスタイル)。

LINEノベル、溜めないでコツコツ読むように努力してます。ではいってみよう。

 

出戻り勇者の気まぐれメニュー (LINE文庫エッジ)

出戻り勇者の気まぐれメニュー (LINE文庫エッジ)

  • 作者:Y.A
  • 発売日: 2020/05/07
  • メディア: 文庫
 

あれだけ「LINE文庫エッジは読まない」って言ってたんですけど読んじゃいました。

面白いんですけど、全ての漢字にルビふってあるのはいささかうるさかったです。

異世界の食べ物で料理屋をやってる出戻り勇者を地方雑誌の記者が訪ねて、異世界で食べ物を手に入れておいしー!てなる話でした。まあまあ面白かったです。

 

つぎ!

キリトが可愛いショタに?!?!(ちがう)

安定の面白さでした。シノンの過去がつらい。キリトのチート性能がやばい。死銃の正体がショック。

続きを読んでますがアスナの母親に激しくムカつきながら読んでるんでくじけそうです。

 

つぎ!

いでおろーぐ! (電撃文庫)

いでおろーぐ! (電撃文庫)

 

めっちゃ面白いっすねこれ……。リア充と戦う非リア集団の話なんですけど、ヒロインが可愛いです。用語が学生運動じみてて笑える。

この記録サボってたので名前忘れちゃったんですけど、キラキラキャラで女子の熱い視線を集めてるイケメン男子がロリコンなのすごく面白いです。そのロリコンがバレないように自分と付き合ってることにしたらという主人公の漢気たるや。

すごく面白かったです。続き出てるみたいなのでぜひ読みたい。

 

つぎ!

主人公がこれまたショタだ!周りはお姉様だらけだ!!

箒レースにかける魔女学校の生徒たちのお話です。お姉様たちがみんな魅力的です。

ウルスラとかマルタとかレッタとかグリゼルダとか、お姉様がたの名前が可愛くないのがツボです。

推しはグリゼルダかな……ウルスラお姉さんも好き。先生が変態でとてもよき。

貼るためにアマゾン検索したら続き出てるんですね。気が向いたら読んでみます。

 

つぎ!

ダンジョン・ザ・ステーション (LINE文庫エッジ)
 

新宿駅が文字通りダンジョンになってしまうお話です。

章ごとのタイトルが電車のアナウンスになってたりモンスターが駅に関係してたりとテツには熱い話なんじゃないでしょうか。知らんけど。

世界観グチャグチャの主人公パーティとてもよきです。統一感が一切ない。普通の男の子とメカニックの女の子と刀を持ったシスターと魔法少女とヤクザですよ。グチャグチャ。

続きを読んでます。

 

こんな感じです。

また読んだのが溜まったら報告しまーす。

 

来月はビスコ6巻が出ますね。熱く語ると思います。ビスコのコミカライズ2巻も出るぞい。

SPY×FAMILY4巻(遠藤達哉著)の話

はい。

ここのところLINEノベルも読んだり読まなかったりだし紙の本もあんまり読めてなくて恐縮です。

で、発売されたんで買ってきました。

SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

あれっ電書しか貼れないぞ。アマゾン、生活必需品の販売を強化してる関係で紙の本の入荷が減ってるってマジだったか。

 

今回はアーニャが犬を飼いたい、と、家族三人ペットショップにいくところから始まります。

そこは「黄昏」つまりロイドの所属する組織の関係があるところで、3巻でロイドが想像したようなバッキバキでキレッキレの犬しかいないところで、そこの描写がすごくおかしいです。犬の考えてることがボディビルダーだw

そこから爆弾犬テロ計画が明るみにでて、ロイドは緊急任務につきます。アーニャとヨルは近くの保護施設の譲渡会に向かうのですが、そこでテロリストに連れられた3巻ラストの犬とすれ違い……という展開です。

 

この犬、すっげえ可愛いんですよ。マキシマムもふもふ。そしてこの犬は実験により生み出された未来予知犬だったのです!!

アーニャと犬は抜群のコンビネーションでロイドの危機を察知し、そのままでは死んでしまうかもしれなかったロイドを助けます。

そしてヨルも武闘派の大活躍をして、警察に電話するたび「ただの人妻です」「さっきの人妻です」みたいなことを言いますw

家族で無事爆弾テロを防ぎ、未来予知犬はフォージャー家の家族になります。

 

アーニャは犬の話題が友達にどれくらい効果的か試すんですが、なんとその段階で名前がついてないんですよね。それでダミアンに近づくのに失敗します。

というかアーニャの想像する「どうもホージャーです」「どうもデズモンドです」「せかいはへいわになった」の流れが子供っぽくてかわいいですwフォージャーって言えてないw

 

犬はボンドという名前になります。カバー下に没案がいっぱい載っててたのしいのでぜひ。

これからこのボンドとどういう暮らしをするのか楽しみです。

 

それから。

インスタでSPY×FAMILYの公式垢ができてて、「まいにちアーニャ」という企画がUPされてました。さっそくフォローしたのですがとても可愛くて和みます。

アーニャがキョロキョロしたり漫画のシーンを動かしてるだけなんですけど、可愛くてついボーッと見てます。おすすめです。

 

この漫画のすごいところは、やはり国家間の揉め事という重いテーマを扱いつつ、それでもちゃんとギャグ漫画をやってるところでしょうか。

スパイ漫画としても素晴らしい出来だと思った4巻でした。付録のポストカードも可愛いです。

 

余談ですが。これうちの近所のツタヤで買ってきたわけなんですが、わたしの暮らしてるとこだとふつう本屋の本棚に新刊漫画が並ぶのって発売日の翌日なんですよね。

なので14日に買いに行ったんですけど、すでに鬼滅の刃の新刊が13日に入荷して整理券まで配ってたっぽいんですよね。鬼滅の刃すげえ人気だな……しかたないか……。

鬼滅の刃、わたしんとこでもアニメを夜中にやってるらしいのですが、なんとなくスルーして時代に置いていかれるムーブをしています。これ以上追う作品増やせないよ〜。

ちなみに本屋、SPY×FAMILYはまだ梱包を解いてすらいませんでした。対応してくれてありがとう本屋のお姉さん。

 

次は何を読もうかな。

勇魚(C.W.ニコル著)の話

やべえ本を読んだ。

勇魚〈上〉 (文春文庫)

勇魚〈上〉 (文春文庫)

 
勇魚〈下〉 (文春文庫)

勇魚〈下〉 (文春文庫)

 

これ本当に面白かったです。

C.W.ニコルの本は冒険家になりたかった小学生のころにエッセイを読みあさってたんですが、こういう「大人向け」の小説を読むのは初めてでした。

すごく壮大かつ大地と海に根差した時代小説でした。これ本当にイギリス人が書いたん……?訳がうますぎるのか……?

鯨捕りの村の若者、甚助が鮫に襲われ片腕を失い、侍にして学者の定頼に声をかけられて密偵となり、そこからさらにアメリカの捕鯨船の船長となる、というのがあらすじなんですが、それが多層構造になってていろいろなひとの目線で描かれます。侍の定頼や、横浜の外国人居留区に住む裕福な貿易商の若者ライアル、とにかくみんなリアリティがすごい。あと伊藤という薩摩藩士がずっともすもす言ってるの、西郷どんで履修したやつー!!てなりました。

 

で。

最後まで読み終えたときの爽快感がヤバかったんですよ。

主人公の甚助はジム・スカイと名を変え、アメリカの国籍をとり外国人の女性と結婚するんですけど、最後の数ページを書くためにこの物語があったのでは、というビターっとハマったラストなんですよ。素晴らしく美しい。

しかし一方で「なんか旧約聖書にこういう話あったな」と思ってしまうなど。

でも幕末の動乱と世界情勢をリアルに描いた物語でした。これそのまま大河ドラマにできるやつやん。映画でもいいし。

 

それから鯨捕りの人々の暮らしを描いた部分がとてもよかったです。わたくし鯨は子供のころ食べさせられて「二度と食べない」と思うほどおいしくなかったんですが、しかしこの物語に出てくる鯨の刺身がおいしそうでして。C.W.ニコルのエッセイにもよく鯨料理とかシロイルカの肉の話が出てきてこれがまたおいしそうなんですよ……。

新鮮なやつだと違うのかなあ。

 

あと、C.W.ニコルの著作はエッセイと児童書を主に読んでいたので、ガチの濡れ場が出てきてびっくりしました。文学の感想において、んなこといちいち書くのもアレですけど、マジでびっくりしたんですよね……。

 

とにかく勇魚、すごく面白かったです。映画化してほしいなあ。日本の歴史や文化について深い研究がないと書けないやつだ。古い本の帯に「八年前、C.W.ニコルは「勇魚」を書くために日本に来た」とあって「わかりみ……」となりました。

 

C.W.ニコルのフルネームがクライヴ・ウィリアム・ニコルだということを知ったの、亡くなったあとだったんですよね。何年か前に嵐にしやがれではちみつおじさんやってるのを見たのが、唯一動いているニコルさんを見た記憶です。

ニコルさんのようにたくさんの冒険をしていろんなことを蓄積して、それで書かれたエッセイなら面白いに決まってますよね。わたしも頑張ります。

映像研には手を出すな!5巻(大童澄瞳著)とドラえもん3巻(藤子・F・不二雄著)の話

どうも、最近デジタル画面を見るのが辛い金澤です。目があ……。

 

というわけで漫画の話をしようと思います。

映像研には手を出すな! (5) (ビッグコミックス)

映像研には手を出すな! (5) (ビッグコミックス)

  • 作者:大童 澄瞳
  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: コミック
 

ようやく既刊読み終えたのですが、これすっごい面白いですね、個人的には4巻の「たぬきのエルドラド」が好きでした。絶対にたぬきの気持ちに気付くキャラデザ笑いました。

なぜか貧乏学園生活してる百目鬼氏がせつない。というかこの2050年の世界はいまの時代との間に戦争とかしてたんですかね?軍の話がいっぱい出てくるし。

あとこの女子高生たち、銭湯大好きですね……。

4巻で浅草氏が財宝を発見したときの「田園調布に家が建つ」というセリフ、浅草氏みがあってよかったんですが、しかしなぜ2050年の高校生がそんな言葉を知っているのか……。

深くて面白いです。また通して再読したいなあ。えねっちけーさん、放送するアニメがなくなったらぜひ映像研を再放送してください。

 

で。買う予定はなかったのですがうっかり買ってしまいました。

ドラえもん (3) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (3) (てんとう虫コミックス)

 

最後のしずかちゃんと犬のペロの話がすごく泣ける……。

「ソーナルじょう」、のび太くんがいかに想像する力のある子供か、というのを体現していてよいですね。学校の勉強は苦手だけど頭は悪くないというか。てかいま思ったんですけど頭が悪いってひどい言い方ですね?!

「ゆめの町、ノビタランド」、楽しそうすぎてわたしがドラえもんに求めるものはこれだ!!となりました。オチまで秀逸。

昔はこうやって子供が町で遊んでたんですねえ……いまもう空き地ってないですよね。

わかりやすくて楽しいものから考えると深いものまで、藤子・F・不二雄先生の、読者の年齢に合わせて話のレベルを調節するパワー半端ないっす。

そして「白ゆりのような女の子」でのび太くんのパパの戦時中の出来事を描くわけですが、ってことはのび太くんのパパは生きていたらもう90近いということですか。

ちゃんと覚えてるわけではないのですが、他にも戦時中を描いたエピソードが後々の巻にあるはずなので(動物園の象の話とか)、のび太くんの暮らしている時代というのは戦争がそう遠い昔のことではないのですね。

 

昔の友達で「音楽と漫画にはお金を惜しまない」という名言を発したやつがいて、そいつのように本にはお金を惜しまないで生きていけるようになりたいです。

でもきょう、本屋でツインスター・サイクロン・ランナウェイを見つけてドラえもんとどっち買うか悩んだんですよね……うう……ほらいま勇魚読まなきゃないから……うう……。

勇魚、下巻を読んでますがめちゃめちゃに面白いです。なんだこの傑作……!

 

さて、来月はSPY×FAMILYの新刊が出るぞ。来月こそたくさん本を読みたい。

最近LINEノベルで読んだものまとめ(その14)と、グラン・ヴァカンス(飛浩隆著)の話

どうもお久しぶりです、あつ森と将トレにめっちゃ時間食われてました。あつ森楽しいっす……。

でもLINEノベルのログボを貯めたくなかったので、コツコツ読んでました。

 

まずはこれ。

この二作、はちゃめちゃに面白かったです。キリトくん、チート性能だけど人間味があっていいですね。

キリトくんの妹もいい子ですね……わたしは運動音痴なのでこの手のゲームに向かないなあ。

続き読んでます。シノンちゃんかわいい。

 

つぎ!

スカートのなかのひみつ。 (電撃文庫)

スカートのなかのひみつ。 (電撃文庫)

  • 作者:宮入 裕昂
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 文庫
 

なにこれはちゃめちゃにエモくないですか。視点の切り替えやストーリーの進め方めっちゃうまい。全てがビターっと理解できたときの衝撃たるや。

男の娘好きならぜったい面白いしそうでない人にも読んでほしい。最高です。

 

つぎ!

一巻だけ貼ろうとしたのですが合本版しか出てきませんでした。

これもすごいですね、エリオちゃんというキャラクターも、主人公も、まあ普通じゃない。主人公周りのキャラクターもいい感じ。早くLINEノベルで続き読めるようにならないかなあ。

 

つぎ!

ついにシリーズを読破しました。もっとジーザス・スプラッタの面々の大暴れが見たかった……。

新キャラのステリアちゃんかわいいノデッ。超ドタバタなのにしっかりカタルシスがあってとてもよいです。

勇者がリアルに中学生なの笑いました。まさにイキリ中学生。

 

つぎ!

夜と血のカンケイ。 (電撃文庫)

夜と血のカンケイ。 (電撃文庫)

 

健康第一で生きていたら血が美味しくなって、その血をダシに吸血鬼の女の子をパシリに使う話……と思いきや実は過去に……というお話です。

吸血鬼の夜音ちゃんがかわいいです。主人公の血を吸うために三回まわってワンというw

これも続きあるんですね、LINEノベルに来たら読むかな。

 

あ、それからLINEノベルとは関係ないのですが、これ読みました。

グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ

グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ

 

とてもよいSFでした。数値海岸の人々は残酷に扱われるために生きている……悲しすぎる……。

人の途絶えた電脳リゾートの、永遠の夏休みが侵略されるお話です。どのキャラクターもすごくいい。どうすればこんなお話書けるんでしょうか。

近いうちにラギッド・ガールも読みたいなあ。

 

まあそんな感じです。頑張って勇魚読みます。

最近LINEノベルで読んだものまとめ(その13)

このコーナーも13回まできましたか。LINEノベル、面倒くさくて読む気を失う→でもログボがもったいない→読む→夢中というパターンを繰り返しているのでした。

 

まずはこれ。

めちゃんこ面白かったです。テオ……(涙)

聖女リアがひたすらかわいそうで、せつなさがすごい。そして読みやすい。そしてゼロと主人公のやりとりが楽しい。

これ続きはあるんですかね?あるなら早くLINEノベルで読めたらいいなと思います。

 

次!

なんだこれ、はちゃめちゃに面白いぞ。

この話はキリトがいかにモテたかを描いていて(ちがう)リア充……いやバーチャル世界だけどキリト女の子に囲まれてるな?!?!となるやつでした。

やっぱり人気があるってわかりやすいバロメーターなんですね。超面白かったです。いま続きを読んでます。

 

つぎ!

……と思ってたらまたしてもアマゾンにまだ登録されてないLINE文庫エッジの作品でした。

「ウィークエンド・アーマゲドン」というのを読みました。

最近のLINE文庫エッジって全編公開じゃないんですかね??汚染世界のアオ然り英雄ガチャしかり、この作品も半端で終わってました。なんかシラけるなあ。

そしてひたすら読みにくい改行が続いてしんどかったです。内容の二割くらいしか理解できてないのかもしれない。

設定は面白かったしキャラクターもなかなかいいのですが、諸々残念です。LINE文庫エッジはもう読まないかな……。

 

次!

めっちゃ笑いました。いつもの顔触れがわちゃわちゃしているis正義。優勝。

状態異常に陥るあたりがすごくおかしかったですし、市長の陰謀もヒィとなるやつで、主人公のかつての仲間のマリエルが可愛らしいです。

続きを読んでます。めっちゃ面白いです。

 

つぎ!

……貼ろうと思ったら古い作品なのかコミカライズしか出てきませんでした。絶版なのかな、電書も出てないのか。

はたらく魔王さま!」を読みました。

魔王が現代日本の「マグロナルド」というファーストフード店でアルバイトする超庶民派ファンタジーでした。魔王、元の世界の戦いより時給1000円のアルバイトを優先しちゃうw

とにかくおかしいです。魔王がどこまでもフリーターだwしかもフリーターなのに仕事熱心で意識が高いときたw

働くことの尊さがとてもよいです。ちなみに勇者の女の子も現代でOLやってます。

 

こんな感じかなあ。

いまは「ソードアートオンライン3フェアリィ・ダンス」と「スカートのなかのひみつ。」と「転職アサシンさん、闇ギルドにようこそ!3」と「電波女と青春男」を読んでます。スカートのなかのひみつ。エモいっすね……。

 

そういえばC.W.ニコルさんが亡くなりましたね……。小学生のころからニコルさんの作品大好きだったんですよね。読み返し大会をしてます。

「勇魚」はまだ読めてないので、読了したら感想を書くかもしれない。わかんないけど。

 

そんな感じです。

SPY×FAMILY(遠藤達哉著)既刊の話

はい。既刊を読み終えたので約束通り感想を書こうと思います。

SPY×FAMILY 3 (ジャンプコミックス)

SPY×FAMILY 3 (ジャンプコミックス)

  • 作者:遠藤 達哉
  • 発売日: 2020/01/04
  • メディア: コミック
 

なんだこれハチャメチャに面白いぞ。

 

アーニャのポンコツぶりがとても可愛い。アーニャ可愛い。アーニャ可愛い。大事なことなので(略)。

それからヨルさんの弟のユーリくんも可愛い。酔っ払ってあらぶるユーリくん可愛い。ロイドに秘密警察であることが完全にバレているw

アーニャがユーリくんのきた次の朝、ロイドの思考から「秘密警察」という言葉を読み取ったリアクション、アーニャがどこまでも子供さんで可愛い。アーニャはエスパーですがものの考え方はあくまで子供なんですね。

 

2巻について言いますと、

SPY×FAMILY 2 (ジャンプコミックス)

SPY×FAMILY 2 (ジャンプコミックス)

  • 作者:遠藤 達哉
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: コミック
 

アーニャがダミアンと仲良くなろうと空回りするのが可愛いんですよね。笑顔w

ダミアン、親の財力を値踏みするようなところはあるんですが、3巻でアーニャが星をもらったときのリアクションが「育ちがいい」を体現していていいなあと思います。

ロイドがアーニャに「ダミアンに謝れ」ということをゴリ押しで伝えようとするシーン笑えてよいです。あくまでギャグ漫画なんですよね。

 

3巻の内容に戻ります。

ドッジボールのくだり、すごく笑いました。小学一年生じゃないだろw

アーニャが溺れた子供に気付くシーンとか、シリアスなシーンの効かせ方が上手いです。それは2巻の拷問のシーンとかもそうかな。ギャグ漫画にピリッと刺激がある。

最後のほうでアーニャが友達のベッキーに「ご褒美を買ってもらったら」と言うあたりで、アーニャの考えるご褒美が孤児院基準なのがせつないです。ピーナツ。

ベッキー、いい子だなあと思います。ダミアンをぶん殴ったアーニャの友達でいてくれる。これ、ちょっと前まで再放送してたゲゲゲの女房の長女の友達みたいですね。

で、ベッキーが犬を買ってもらった、と聞かされてアーニャも犬を所望するんですが、ロイドとヨルの想像する犬がペットって感じじゃないのおかしいですw

でもロイドの想像したバッキバキの犬、たぶん懐いたらめちゃめちゃ甘えてくるやつだ!(昔ご近所でボクサー犬が飼われてた人目線)

次の巻であのムクムクの犬出てくるのかな。楽しみです。

 

このマンガのいいところは「とにかく絵がきれい」というのもあるのかなと思います。

「絵がきれいなマンガは良いマンガ」というのは我が家に伝わる教えなのですが、この作品は扉絵やカラーイラストがどれも美麗なのがすごくよいです。

キャラクターの絵もそれぞれの個性に合わせた顔や体型で、とてもいいと思うんですよ。ワンパターンのキャラクターじゃないというところが。

あと「カバー下が面白い漫画は面白い」というわたしの中の格言がありまして、これもまさにそれですねw 2巻のやつ「ちち(うそつき)はは(やばん)」というの激しく笑いましたw

 

とにかく面白いです。四巻が楽しみです。

次は何を読もうかな。

あつまれどうぶつの森が楽しすぎる話(要するに雑記)

はい。

日常生活を削られない程度に楽しんでおります、あつまれどうぶつの森

あつまれ どうぶつの森 -Switch

あつまれ どうぶつの森 -Switch

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Video Game
 

要するにたぬきち原野商法に引っかかっただけというか……まあ原野商法でも楽しいからいいか……という感じです。

とりあえずマイホームと博物館が建つとこまで進めました。てかまだ建った博物館見てない。

いままでのどうぶつの森シリーズと違うのは、ちょっとずつできることが増えることでしょうか。家具も現状村人……島民?から貰えるわけじゃないですしね。

とにかく面白いです。ロクヨンの初代からやってる人間としては新機軸を打ち出してきたなあと思うなどしてます。

 

で。

コロナウイルスで日曜の将棋道場サボっているので、コロナウイルスが収まって復帰したときもともとない棋力がさらにヘボになってたらどうしようと考えてこいつを昨日ポチりました。

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: Video Game
 

ひふみんの将棋道場と悩んだのですが定跡も勉強できるこちらを買いました。うへへ、届くの楽しみ。

届く前にロックダウンされたらアレなんですけどね……早く届かないかな。

ツイッターで情報見てたら藤井聡太七段のセリフが入っているそうで、あのモソモソした声で入ってるんだろうな……と楽しみにしてます。ちなみにこないだの藤井聡太七段の大逆転劇、藤井聡太七段が劣勢なのを観てからテレビの録画なんぞ観ていたのでどんなヤベェ手が飛び出したのかわかんないんですよね。気になる。

 

で、あつまれどうぶつの森が予約時より安くなってたらしくて、価格保証で900円くらい戻ってきたんですよ。それでスイッチも買ったのでポイントが結構あって、それで映像研三巻とSPY×FAMILYの三巻をタダでポチりました。SPY×FAMILYは届いたら感想書きます。

しかし映像研のアニメ最終回、わたしはわりと好きだったんですよね。教頭先生が映像研の作品を買いに来てくれて観てくれたの、なんだか嬉しかったんですよ。

原作はわりとあっさり味なので、アニメがオリジナル要素で密度が上がっているのは仕方ないと思うんですよね。でもどっちも面白い。

 

そんな感じです。

 

戦国ベースボール ペンはバットよりも強し!?信長vs夏目漱石!!(りょくち真太著)の話

ひゃーどうぶつの森が楽しすぎてブログサボってました。というわけで今回はコレです。

やっぱりハチャメチャに面白かったです。このシリーズの強みは歴史と野球という広がりの大きいテーマの組み合わせなのではと思います。

 

キャラクター紹介のページをみると葛飾北斎インパクトが強すぎます。野球老人卍……。

道後ボッチャンズは文豪とかいわゆる文化人のチームでして、もしベースボール暗死苦に勝利したら国語の授業を倍にするということを企んでおります。

そして虎太郎くんの友達、高臣くんは道後ボッチャンズの面々にサインをもらいに行きますwというか虎太郎くん文学に興味なさすぎw

で。道後ボッチャンズのなにが怖いかというと、夏目漱石には「守護霊」という名目で正岡子規がセットになっていて、ピッチングは二人で投げるので球威が倍、バッティングも二人で打つのでパワーが倍……という訳の分からない必殺技が怖いのです。

てか死んでるくせに守護霊とはどういうことだ。訳がわからないぞ。いままでで一番カオスな展開かもしれない……。

芥川龍之介が守備に蜘蛛の糸を使うとか松尾芭蕉忍者説とか、なかなか元ネタを探し始めると楽しい展開でして、秀吉がセリヌンティウスにされてしまうのも笑いましたし、毛利元就シェイクスピアの必殺技でジュリエットにされるシーン、めちゃめちゃ笑いました。

正岡子規が七五調で喋るのもとても面白いです。書くの大変だったろうな……。

 

で、セリヌンティウス状態の秀吉が解放されて、三英傑のホトトギス作戦が炸裂する……という展開は「ヒェッ」ってなりますよね。ここは実にシビれるので読んで欲しい。

あとカバー折り返しの四コママンガの四コマ目の鬼二匹は著者とイラストレーターさんではないか、と妄想してます。

なにより笑ったのは著者紹介で好きな作家をりょくち先生もトリバタケ先生も挙げておられるのですが、りょくち先生が自分の別名義の「つるみ犬丸」を挙げているのにすげー笑いました。それは反則だよ……小学生につるみ犬丸名義の本はちょっと難しいよ……w

 

それから帯に全員プレゼントの見えない字を書いてライトで照らすと見える!っていう面白アイテムが載ってるんですが、学年書かなきゃないので諦めました。戦国ベースボール、小学生で出会いたかった……。

 

コロナウイルスで自粛自粛の世の中ですけど、本を読んでいる間はそういうのを忘れられていいですね。

わたしは実質自宅警備員なので、公共の場所ってあんまり行かないんですが、オリンピックが延期になるって恐ろしいことですよ。自分に関係ないと言っている場合じゃない。

どうか早く収まってほしい。収まるまでみんなで本読もうぜ。

最近LINEノベルで読んだものまとめ(その12)

どうも。みなさま無人島生活をエンジョイされているでしょうか。わたくしはおとといようやっとソフトとハードが発送されてきょう届くようです。田舎いやん。

日常生活を削られないように注意します。

ではLINEノベルで読んだものまとめ行ってみよう!!

 

まずはこれ。

第一作がすごく面白かったので続きを読んでるんですが(いまはⅢを読んでます)あんまりにもムゴい展開が続いて「つれぇ〜!こんな可愛いキャラがこんな目に遭わされてるつれぇ〜!!」ってなってます。

魔法をめぐるストーリーなのですが、怪我や病気を、焼き印を押されたひとに肩代わりさせるヤバイ魔法が出てきて「これ書いた人鬼畜だな……」と思ったりしてます。登場人物に残酷なストーリーは面白いを地でいくストーリー、大好物です。

 

次!

ずっと食わず嫌いしてきたSAOに手をつけたんですが、なんだこれ凄まじく面白いじゃないですか。

キリトの性能のよさはゲームっ子にはたまらないですし、二刀流とかカッコ良すぎるじゃないですか。FFTAで主人公に二刀流覚えさせたの思い出して超ニコニコしながら読みました。

世の中に数多くのイキリトを生み出したポテンシャルの高さ。そしてアスナかわいい。アスナ、いわゆるトロフィーみたいなとこもあって気になる(料理が好きとか自分から脱いじゃうとか)んですけど、これは圧倒的にストーリーの勝利。ラストのエモさたるや。

続きを読んでます。めちゃめちゃ面白いです。

 

次!

すさまじく笑えるやつでした。

主人公が賢者からアサシンに転職してしまう理由がすさまじくひどい。そしてアサシンになったとたんみんなに嫌われて、そんな主人公が骨マニアのネクロマンサーとか触るとキレるビーストテイマーとかエロワード大好きなバーサーカーとか、そういうやつらばっかりの闇ギルド、「ジーザス・スプラッタ」の仲間になって暴れまわる話です。

悪役のバクロッカがオカマ口調なのはなぜだ……あとヒロインのネクロマンサー、ノルンがずっと主人公を「頭蓋骨さん」と呼ぶのがおかしい。

笑えるだけじゃなくしっかり楽しめる作品でした。続きも読んでます。

 

次!

……と思ったらLINEノベルで先行配信だったみたいでアマゾン貼れませんでした。

「汚染世界のアオ」

というのを読みました。あとでアマゾン貼っておきます。

LINE文庫エッジの作品もたまに読んでみるか、あっこれ面白そう、と読み始めたのですが、読みにくいことこの上なし!!

結局理解できたことはストーリーの半分くらいでした。紙の本で読んだら違うのかな。

でも世界観は好みでしたしロボットバトルは熱いですね。主人公がへこたれない強さの持ち主なのもよいです。

 

こんな感じです。

あと映像研もSPY×FAMILYもコツコツ買って読んでますが、とりあえず既刊読み終ったら感想書きますね。

それから拙作がカクヨム金のたまごに選ばれてすごくびっくりするなどしました。

たなか農場ドラゴンを飼う(金澤流都) - カクヨム

これです。運営のレビューついてびっくりしましたよね……。

近いうちに戦国ベースボールの新刊についても書きたいです。

SPY×FAMILY(遠藤達哉著)一巻の話

本日二本目の記事です。漫画開拓、素晴らしい成果でした。

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者:遠藤 達哉
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: コミック
 

これ、ずっとインスタにジャンプ+の広告が出ていて、ずっと気になってたんですけど(なので概ね内容は察してはいたんですが)最新の広告にモフモフの犬が登場してて「これは買わないわけにいかない……!」となったのですが、ジャンプ+をインストールしてちまちま読むより紙媒体で読んでみたいと思って買ってきました。

とりあえず一巻だけ買ってきたのですが、すさまじく面白い大正解優勝のやつでした。

 

まあ内容はインスタの広告で概ね知ってたんですけど、スパイの「黄昏」という男が、機関から「子供をこさえてターゲットが唯一出てくるエリート学校の懇親会で情報を集めろ」という指令を受けるところから始まります。

そこで黄昏はロイド・フォージャーという精神科医に化けて、孤児院に行って読み書きのできる子供を引き取りたいというのですが、そこで小さな女の子、アーニャと出会います。アーニャは超能力者で、まだ4、5歳なのに関わらず、ロイドが学校の入学年齢を考えたのを読み取り「むっつ!」と言い、というかアーニャは娯楽に飢えていて面白半分でロイドの養子になりたがります。ロイドがスパイであることはアーニャには筒抜けなわけですね。

このアーニャが最高に可愛いのです。語彙が木っ端微塵になる可愛さ。語彙が乏しいのも可愛いwその辺は年相応なのか、孤児院の環境なのか。

で、エリート学校へのお受験で、「両親と子供の三人で面接」という条件があって、ロイドは婚活を始めるわけですが、そこで出会ったのがヨルというひとです。彼女は殺し屋で、でもちょっとピンボケな性格をしていて可愛いのです。ヨルはパーティに彼氏を連れてくるとうっかり約束してしまっていて、お受験でロイドの嫁のふりをする代わりにパーティで彼氏を演じてほしいと提案してきます。それで紆余曲折あって本当に結婚しちゃいます。いろいろ擬装はするんですが。

このヤベェ家族がお受験と闘うのが一巻の内容です。

 

特に好きなシーンを挙げると、アーニャが、もしお受験に失敗してしまったら、自分はいらない子になってしまうと思うシーンがとてもよいのです。

超能力で大人の考えることは分かっても、子供らしく家族が欲しい、愛されたいと思うのがせつない。

 

あとなにより痛快なのが、古い価値観を殴り飛ばす展開でしょうか。男っけがないヨルをバカにするヨルの表の同僚たちや、エリート学校の古臭い価値観を振りかざす面接官、そういうのを徹底的にやっつけてくれる。すごいぞこれは。

フォージャー家はとても変わった家族なので既成の型にハマらないのですね。

 

久々にジャンプコミックスの漫画買ったわ……めちゃんこ面白い……。

絵柄もすごく綺麗ですし読みやすくてわかりやすい。なによりこの家族尊い。キャラクターがみんないい。

 

今回の漫画開拓は大成功だったので、とりあえずSPY×FAMILYと映像研はコツコツ買ってみます。どっちも10巻とか行ってなくてよかった。

 

次は何を読もうかな。

映像研には手を出すな!(大童澄瞳著)一巻の話

はい。

スイッチを無事ポチれたので漫画の開拓に乗り出しました。まずはこれ。

あ、Amazon貼り付けたら電書だった。本屋で普通に紙の本買ったんですが。

 

これ、アニメが死ぬほど面白くてですね、三話あたりから評判を聞いて見始めて、一挙再放送観て追いついたんですが、やっぱりハチャメチャに面白いんですよね。それで、次回でアニメが終わってしまうので、なんなら原作読んでみようと本屋の映像化コーナーにダッシュしました。

でも五巻まで出ていて、一気に買う勇気が出なかったので、とりあえず一巻だけ買ってきたんですけど、

 

なんだこのものすごい漫画は……。

 

すごいですよこれは。アニメが面白いのは原作が面白いからというのを深く理解しましたよね……。

爆発する想像力の嵐、浅草氏の世界のすさまじさ。なにこれめっちゃ面白い。

パースのついた吹き出しとか本当になんなんだこれ、ハチャメチャがすぎるじゃないか……それなのに王道をゆく部活旗揚げモノの展開。あと裏表紙の「美脚の金森さやか」というパワーワード(いや美脚だけど)

買って大正解のやつでした。

見開きでバンと出てくる浅草氏の世界、とてもよい。浅草氏がもしアニメじゃなくて小説書いたら錆喰いビスコみたいなの書く気がするよ。

あと絵柄がゆるくて可愛いです。決してすごく上手いとかじゃないんですが、なんか愛敬のある絵柄で、読んでいて楽しいです。

浅草氏の想像力と、水崎氏の動くものへの愛、金森氏の利益への執着と、三人娘の個性が噛み合うのがたまらない。金森氏の詭弁を並べる能力w

 

この作品を支えているのは作者の素晴らしい想像力だと思うのですが、いったいどれくらい想像力を働かせればこういうものが書けるのでしょうか。

わたしも、アニメの映像研が始まってから、使ってないリングノートに無地のルーズリーフで「妄想動物園」というのを描いて、それをネタにカクヨムにUPしているのですが、

妄想動物園(金澤流都) - カクヨム

これ。カクヨムではこの手のやつはニッチすぎるのかまるでPV数が増えないんですけど、こんなにわかに始めた想像とは格が違いすぎてですね……自分の想像力がショボいのが情けない。

 

とにかく映像研、漫画も最高でした。続きも買おう。パースのついた吹き出しには衝撃をうけました。

アニメも見届けます……二期ないかなあ、コメットAはどうなるんだ。浅草氏がクリエイターとして評価されるところを観たい。

 

なお、アニメの浅草氏の中の人は朝ドラ「ひよっこ」に米屋の娘として出てます。見た目も浅草氏みたいにちまっとしてます。ひよっこ、再放送やってるんでぜひ。来週から再開するようです。

 

きょうはもうひと記事書くよ〜。

最近LINEノベルで読んだものまとめ(その11)と、将棋指しの腹のうち(先崎学著)の話

はい。

最近LINEノベルで読んだものまとめのコーナーです。

紙の本の話もします。

 

まずはこれ。

ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)

ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)

 

すごく面白かったです。ゼロがかわいい、主人公がモフモフ。アルバスがかわいい。

魔法ってファンタジーなら当然あるものだと思うんですけど、その魔法という存在を根本から考える深い内容のものでした。

とにかくゼロが大変に尊みあふれるキャラクターでして、こんな魅力的なヒロイン書けたら面白いだろうなと思いました。ちなみに続きを読んでおります。

 

つぎ!

貼り付けようと検索かけたら出てくる出てくるエロいコンテンツ……。

超常現象を調べようとするとわいせつ行為の現場に出くわしてしまう体質のヒロインと、本物の超常現象を体験すると鼻血の出る体質の主人公の、ポンコツ極まりない探検記です。

ヒロインがずっとリトルグレイのかぶり物してたりとても陽気なお話でした。ラストもとてもよい。

しかしエロいシーン(ただしモブの)が過激なので読む人選びそうだなあ……。

 

つぎ!

ミニチュア緒花は毒がある。 (電撃文庫)

ミニチュア緒花は毒がある。 (電撃文庫)

 

とてもよいラブコメでした。ヒロインがひたすら毒舌で、主人公がそのヒロインにひたすらゾッコンなのが面白い。

主人公のラストの行動は痺れました。この三月という季節に読むのはぴったりかと。

ただ、ヒロインと主人公を過去で結びつける「災害」や、ヒロインのいじめられる様子なんかは、結構エグくてしんどいです。ラブコメに極振りしてくれたほうが嬉しかったなあ……。

でもヒロインの緒花、とても可愛いです。毒舌の照れ屋よい。

 

つぎ!

Hello,Hello and Hello (電撃文庫)

Hello,Hello and Hello (電撃文庫)

 

とても不思議な作品でした。LINEノベルで読むより紙の本で読みたかったかもしれない。読み返して確認とるという点で。

構造が一定方向じゃないので「??」ってなりながら読みました。でもとにかくエモい恋愛小説なのは確かですね。

萌えとか笑いでごまかさないタイプの恋愛ラノベってかなりニッチだと思いますし、どちらかと言うとライト文芸に近いんじゃないかなあ。

 

とまあこんな感じです。

最近ずっと敬遠してたSAO読み始めて「こりゃあやばいやつだ」ってなってます。これが評価されないわけがないしイキリト量産もやむなし。

 

あとこんなん読みました。

将棋指しの腹のうち

将棋指しの腹のうち

  • 作者:学, 先崎
  • 発売日: 2020/01/22
  • メディア: 単行本
 

先崎先生の文章はどれもすごく面白いんですけど、この本に出てくる棋士がだいたい蛮族なのがおかしいです。

ユーモアたっぷりに蛮族……じゃない棋士の先生がたのエピソードを紹介しているのですが、先崎先生が病気から復帰してきてみろく庵が大繁盛している話を聞いたときのリアクションたるやw

若いころのエピソードも面白くて、偉い先生とたまたま同じ店で食事してるとその偉い先生がその場にいた棋士奨励会員のぶんを全て奢ってくれた、というエピソードがすごいです。将棋界やべえ。

みんな大好き加藤一二三先生のエピソードもあるよ!!

 

とまあそんな感じですかねえ。

あ、スイッチライトのピンクのやつポチりました。楽しみ。

【番外編】ずっと遊んでたソシャゲがサ終する話

はい。久々の番外編です。

栽培少年というソシャゲがありましてですね、それがまもなくサ終します。

 

どういうゲームかといいますと、プランターにタネを播くとイケメンキャラが収穫でき、イケメンキャラを集めるとストーリーが読めて、ストーリーを読むとイラストが手に入るというものです。

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こんな感じの画面です。この画像の茶髪のキャラクターはプランターから収穫したもので、花をタップすると奇声を発しながら飛び出します。

ゲーム性はあんまり高くないし、ストーリーも特別面白いものではないのですけど、豪華なイラストレーターを起用したりしてなかなか楽しかったのです。

 

これを知ったのはmixiでやってた擬人カレシという育成ゲームとのコラボで、擬人カレシに飽きたあたりから始めたのですが、てことは数年遊んでたことになりますね……あまりに日常すぎて何年やったかとか覚えてないです。

このゲームのソシャゲっぽい要素って「フレンド」だけで、フレンドが自分をストーリーを読むための「お散歩」に参加させてくれるとコインがもらえて、またフレンドとはキャラクターの収穫時間を短縮する「じょうろ」をプレゼントしあえる、というだけの関係なのですが、フレンドページには一言書き込めるところがあって、サ終が決まってから「ありがとう」「またどこかで」「最後までin」「運営ありがとう」と、なんだか切ないコメントが並ぶようになりました。

これが「終わりを知る世界の終末」なのかと、ディストピアSFの世界を感じたりしたのですが、あぁあと五分でサ終してしまう……とにかく日常から何かがもげるというのは切なくて悲しいです。

 

じょうろを送られると「〇〇さんからじょうろのプレゼントをもらいました!」という通知が来たんですけど、それがもうこないと思うと切ないような寂しいような。朝起きるとごっそり溜まってて面白かったんですよね。

運営のお家騒動があったりしていろいろ気を揉んだのですけど、それもあと1分しないで終わりかと思うとせつない……あぁサ終の時刻だ……。

 

個人的にソトバくんが好きでした。あとマグネス。ストーリーは吸血鬼の種のコルトくんの話が好きだったなあ……。

動くキャラクターがゲームボーイアドバンスみたいな画質のドット絵なのも可愛かったです。

サ終するならイベントキャラとか復刻してほしかったし言いたいことはいろいろあるのですが、栽培少年で遊んだ数年間はとても楽しかったです。

こんなに長いこと大したゲーム性のないゲームで遊んでたのも不思議なんですけど、朝起きたら開く、寝る前に開く、みたいなルーティンが出来てたのかもしれないです。

やることもシンプルで収穫してお散歩してイラストを集めるだけだったので、それで逆に長続きしたのかも。

 

なんというか、「知らされていた終末」というディストピアのなか、フレンドがだれも辞めずに最後まで(なんとサ終2分前にじょうろがきた)やっていたのがせつないです。

いまさっき栄養剤ガチャの無料タイミング(八時間おきにガチャをタダで回せたのです……栄養剤しか手に入らないけど……)を告げる通知がきて「?!?!」ってなって開いてみましたが、シナモンくんがローディング画面で手紙を掲げる画面にエラーコードが出るだけでした。本当に終わっちゃったんだなあ……。

 

さて、気を取り直してアンインストールしますか。次はなにやろう。ペンギンの島やりたいんですよね……。

 

そういうわけで栽培少年の話でした。さよなら栽培少年、ありがとう栽培少年……。

次は読書の話をするぞ。