はい。久々の番外編です。
栽培少年というソシャゲがありましてですね、それがまもなくサ終します。
どういうゲームかといいますと、プランターにタネを播くとイケメンキャラが収穫でき、イケメンキャラを集めるとストーリーが読めて、ストーリーを読むとイラストが手に入るというものです。
こんな感じの画面です。この画像の茶髪のキャラクターはプランターから収穫したもので、花をタップすると奇声を発しながら飛び出します。
ゲーム性はあんまり高くないし、ストーリーも特別面白いものではないのですけど、豪華なイラストレーターを起用したりしてなかなか楽しかったのです。
これを知ったのはmixiでやってた擬人カレシという育成ゲームとのコラボで、擬人カレシに飽きたあたりから始めたのですが、てことは数年遊んでたことになりますね……あまりに日常すぎて何年やったかとか覚えてないです。
このゲームのソシャゲっぽい要素って「フレンド」だけで、フレンドが自分をストーリーを読むための「お散歩」に参加させてくれるとコインがもらえて、またフレンドとはキャラクターの収穫時間を短縮する「じょうろ」をプレゼントしあえる、というだけの関係なのですが、フレンドページには一言書き込めるところがあって、サ終が決まってから「ありがとう」「またどこかで」「最後までin」「運営ありがとう」と、なんだか切ないコメントが並ぶようになりました。
これが「終わりを知る世界の終末」なのかと、ディストピアSFの世界を感じたりしたのですが、あぁあと五分でサ終してしまう……とにかく日常から何かがもげるというのは切なくて悲しいです。
じょうろを送られると「〇〇さんからじょうろのプレゼントをもらいました!」という通知が来たんですけど、それがもうこないと思うと切ないような寂しいような。朝起きるとごっそり溜まってて面白かったんですよね。
運営のお家騒動があったりしていろいろ気を揉んだのですけど、それもあと1分しないで終わりかと思うとせつない……あぁサ終の時刻だ……。
個人的にソトバくんが好きでした。あとマグネス。ストーリーは吸血鬼の種のコルトくんの話が好きだったなあ……。
動くキャラクターがゲームボーイアドバンスみたいな画質のドット絵なのも可愛かったです。
サ終するならイベントキャラとか復刻してほしかったし言いたいことはいろいろあるのですが、栽培少年で遊んだ数年間はとても楽しかったです。
こんなに長いこと大したゲーム性のないゲームで遊んでたのも不思議なんですけど、朝起きたら開く、寝る前に開く、みたいなルーティンが出来てたのかもしれないです。
やることもシンプルで収穫してお散歩してイラストを集めるだけだったので、それで逆に長続きしたのかも。
なんというか、「知らされていた終末」というディストピアのなか、フレンドがだれも辞めずに最後まで(なんとサ終2分前にじょうろがきた)やっていたのがせつないです。
いまさっき栄養剤ガチャの無料タイミング(八時間おきにガチャをタダで回せたのです……栄養剤しか手に入らないけど……)を告げる通知がきて「?!?!」ってなって開いてみましたが、シナモンくんがローディング画面で手紙を掲げる画面にエラーコードが出るだけでした。本当に終わっちゃったんだなあ……。
さて、気を取り直してアンインストールしますか。次はなにやろう。ペンギンの島やりたいんですよね……。
そういうわけで栽培少年の話でした。さよなら栽培少年、ありがとう栽培少年……。
次は読書の話をするぞ。