本日二本目の記事です。漫画開拓、素晴らしい成果でした。
これ、ずっとインスタにジャンプ+の広告が出ていて、ずっと気になってたんですけど(なので概ね内容は察してはいたんですが)最新の広告にモフモフの犬が登場してて「これは買わないわけにいかない……!」となったのですが、ジャンプ+をインストールしてちまちま読むより紙媒体で読んでみたいと思って買ってきました。
とりあえず一巻だけ買ってきたのですが、すさまじく面白い大正解優勝のやつでした。
まあ内容はインスタの広告で概ね知ってたんですけど、スパイの「黄昏」という男が、機関から「子供をこさえてターゲットが唯一出てくるエリート学校の懇親会で情報を集めろ」という指令を受けるところから始まります。
そこで黄昏はロイド・フォージャーという精神科医に化けて、孤児院に行って読み書きのできる子供を引き取りたいというのですが、そこで小さな女の子、アーニャと出会います。アーニャは超能力者で、まだ4、5歳なのに関わらず、ロイドが学校の入学年齢を考えたのを読み取り「むっつ!」と言い、というかアーニャは娯楽に飢えていて面白半分でロイドの養子になりたがります。ロイドがスパイであることはアーニャには筒抜けなわけですね。
このアーニャが最高に可愛いのです。語彙が木っ端微塵になる可愛さ。語彙が乏しいのも可愛いwその辺は年相応なのか、孤児院の環境なのか。
で、エリート学校へのお受験で、「両親と子供の三人で面接」という条件があって、ロイドは婚活を始めるわけですが、そこで出会ったのがヨルというひとです。彼女は殺し屋で、でもちょっとピンボケな性格をしていて可愛いのです。ヨルはパーティに彼氏を連れてくるとうっかり約束してしまっていて、お受験でロイドの嫁のふりをする代わりにパーティで彼氏を演じてほしいと提案してきます。それで紆余曲折あって本当に結婚しちゃいます。いろいろ擬装はするんですが。
このヤベェ家族がお受験と闘うのが一巻の内容です。
特に好きなシーンを挙げると、アーニャが、もしお受験に失敗してしまったら、自分はいらない子になってしまうと思うシーンがとてもよいのです。
超能力で大人の考えることは分かっても、子供らしく家族が欲しい、愛されたいと思うのがせつない。
あとなにより痛快なのが、古い価値観を殴り飛ばす展開でしょうか。男っけがないヨルをバカにするヨルの表の同僚たちや、エリート学校の古臭い価値観を振りかざす面接官、そういうのを徹底的にやっつけてくれる。すごいぞこれは。
フォージャー家はとても変わった家族なので既成の型にハマらないのですね。
久々にジャンプコミックスの漫画買ったわ……めちゃんこ面白い……。
絵柄もすごく綺麗ですし読みやすくてわかりやすい。なによりこの家族尊い。キャラクターがみんないい。
今回の漫画開拓は大成功だったので、とりあえずSPY×FAMILYと映像研はコツコツ買ってみます。どっちも10巻とか行ってなくてよかった。
次は何を読もうかな。