めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

錆喰いビスコ6 奇跡のファイナルカット(瘤久保慎司著)の感想(ネタバレ注意)

はい。

読みました、錆喰いビスコ最新刊。

もう表紙から最高じゃないですか。しかし錆喰いビスコの表紙に初登場した女キャラがメパオシャでしかも黒革がバ美肉した姿とは誰が予想できただろうか……。

てなわけで感想です。内容的にはふせったーでツイートしたものを整理したものなので自分用の記録に近いですが一応。

 

黒革のやりたかったことが「ビスコが主人公の映画を撮る」という、完全に個人的にやりたいことで、そのためだけに日本を占領するという無茶なことをするのがまずは発想として凄すぎるんですよね。

黒革は1巻で好きな女の子の写真を見る少年のようにビスコの写真を見ていた、ビスコが大好きな人として描かれているけど、それが本当に純粋な「ヒーローへの憧れ」で、それが映画を撮らせるまでいくというのは想像を絶している。死から復活してまでビスコの映画を撮りたいってどういう愛なんでしょうか……。

そいで悪の県知事から恐怖の女監督になったわけだけど、恐怖の女監督のビジュアルが好きすぎてつらい。あとボンテージのパウーえっちだ。恐怖の女監督の補佐にぴったりのビジュアルでたまらんかったです……。

 

あとジャビに泣かされました。最後にやりたいことが「ビスコとおもっきり戦う」ってどこまでもビスコの師匠で父親だし、あんな最期泣くしかない。ジャビはビスコを「優しい子を修羅にしちまった」って言ってたけど、ビスコはそれでもジャビが好きだし、ビスコはジャビの言葉で「矢」に戻れたわけで、ビスコという矢を放てる弓はまさしくミロだけなんだなあ……。

あとジャビの死ぬまでにやりたいことリストのフォント芸すごく好きです。

 

ビスコとミロが新しいパワーを得ることは定番ですけど、今回の「超信弓」は少年漫画みを感じて熱いです。それに倒される挿絵の黒革の表情が完全に恍惚でたまらない。黒革を倒したときのビスコの「来世では、お互い芝居なしで会おうぜ、黒革!」っていうのめっちゃしびれるし黒革の最期の『これで!』『アカデミー賞!』『間違いなしだァァーーッッ!!』っていうの最高すぎませんか。黒革の人格がしっかり出ている。

そしてメパオシャが暴れると出てくるゴピスたまらないですね。ゴピスとメパオシャは牛頭馬頭だからね……。

 

最終的にチロルがぼろ儲けしてたのチロルらしくていいなあ。やってること金象信と変わらないw

あと忘れちゃいけないのがテレビでビスコの様子を流して日本中の人がビスコを応援するシーン。なんだよ良すぎかよ泣いちゃうよ。チェンとウーシィがちゃんと出てて嬉しかったです(そこか)それでミロが「僕以外の祈りを使って、超信弓を撃つつもりだったの?」って言うの最高じゃないですか。黒革もビスコ大好きだけどミロがそれ以上にビスコ大好きなの滾りません????

 

あとパウーの愛妻弁当とかハーレムシーンにキレるとか、パウーがすごく面白かったですw主人公が妻帯者のライトノベルって斬新だけどそれを生かした笑いどころがちゃんとあるのとてもよい。

 

とにかく面白かったです錆喰いビスコ6巻。最後に次の巻の発売予定があることがはっきり書かれてて「よっしゃあ!!」ってなったよねみんな????

 

錆喰いビスコ、本当にどんな物語が続くのか、すごく楽しみです。