めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

バテン・カイトス日記 2023/10/7 漁村ナシラ

 


 いまさらながらバテン・カイトスのプレイ日記を書いてみようと思います。なら始めたときから書けよという話なんですけど、始めたときは懐かしすぎてそれどころでなかったし、だいいち1をちゃんと最後まで遊ぶかわからなかったのです。

 いままで何回か、健在のゲームキューブに健在のバテン・カイトスを突っ込んで遊んだけれど、途中でやめてしまっていたのです。それはおそらくいちいち三色の端子のある古いテレビが置かれた部屋に行くのが面倒だというわりとくだらない理由だったのかもしれません。
 しかしスイッチのリマスター版を、発売当時ガチ病人で遊べなかった2目当てで買って、とりあえず1をサワリだけ遊んでみっか、と始めたら、面白くてたまらない状態になってしまいまして……。
 グラフィックも音楽もストーリーもシステムも完璧なすごいゲームだ……という認識は変わっていないんですが、ゲームそのものについてはきょうはここまでにしておきます。

 

 なんで1を最後までプレイする確信を得たのかというと、ひとつサブイベをとり逃してしまったからです。
 最初の舞台サダルスウドの都市、古都フェルカドの「花は生きている」というサブイベを領主の館をクリアする前にやらないと、サダルスウドを脱出してまた戻ってこられたタイミングでしかこなせないのです。しかもこのイベントで手に入るマグナス(要するにアイテム)は、次の舞台ディアデムの漁村ナシラでのサブイベに必要なのです……。
 なんとしてもサブイベを全部埋めたい。そう思って本棚で埃をかぶっていた攻略本を出してきて、チェックしながらやっていたのにこの体たらくなわけです。そういうわけで、サブイベ完全制覇を目指して頑張ってみようと思ったので、少なくとも例の事件までは遊ぼうと思っています。

 サダルスウドも風光明媚な土地だったけれど、ディアデムのマップも美しいです。到着した漁村ナシラには、中学時代の最推し(当時は推しなんて言葉はなかったですが)であるリュードがいます。
 漁村ナシラに入ったところで、カラスたちがリュードを見つけて警戒するイベントが発生するのですが、そのシーンでリュードはのどかに鳥を見ていて、もうこれだけで悪の帝国軍として敵対するキャラクターでないのが分かるというわけですよ。行間がすごいんじゃ!!!!

 モブひとりひとりに人生があるのもまたいいなあと思います。懐かしいタイプのRPGなので、民家に勝手に入って棚だのツボだのを調べるわけなんですけど、家のなかを調べたり、モブと話したりしてみると、一人ひとりに人生があることを感じることができます。
 中学のときはただストーリーのクリアだけを目標にしていたため、アイテムさえいただければそれでよかったのですが、モブの人生に想いを馳せるのもまた楽しい。漁村ナシラで、父親と母親を失い祖母に育てられている、というモブの子供がいて、「いやモブに背負わせるもの重すぎない?!」となりました。

 

 なにより、大人になって遊んでみると、中学のときは年上のお兄さんお姉さんだったシェラやカラスやリュードが年下になっていて、そのうえなんと今年の誕生日でギバリとタメになるという事実がひしひしと迫ってくるわけです。
 中学のころは見目麗しいカラス・シェラ・リュードの3人ばかり戦闘に出していたのですが、ギバリやサヴィナやミズチさまのボイスもしっかり聴いてみたいと思っています。写真セリフや挑発ボイスなど、初めて遊んだときは聞けなかった、聞いてみたいセリフがたくさんあるので。なおわからない方に解説すると、このゲームはモンスターをやっつけてもお金にならず、モンスターの写真を撮って売って稼ぐ、という謎のシステムがあるのです。
 ただ問題があって、サヴィナは動きが速すぎて、いまよりナンボか反射神経のよかった中学時代でもうまく扱えなかったのです。頑張ってみるほかないなあ……という気持ちです。

 

 思えば中学のころはそらでカラスとリュードと、敵キャラのフォロンを描くことができたわけで、イラスト描きたい欲がふつふつとわいてくるのですが、どうせ顔しか描かないので落書き帳を買うのは思いとどまっています。
 フォロンは悪役ですがたいへん好みのキャラクターだったので、ガラケーの待ち受けにしていたくらい好きだったのです。早くヤバそうな注射を打ちながら戦うフォロンに会いたいなあと思うのですがフォロン戦はまだまだ先です。

 たぶんここから進めていけば、中学のころは見つけられなかった気づきや、知らなかった感情を得るのだと思います。
 とりあえずサブイベのいちばん規模のでかい、「系譜集め」の依頼者であるクズマーンがマジでクズだと思えただけでも収穫かなあと思っています。中学のころは「このおじいさん若いころモテたんだなあ」と思っていたのですが、あちこちに女を作って子供やら孫やらがウジャウジャいるというのはいわゆる一つのクズではないのか……? と思っております。

 

 そういうわけで、不定期でコツコツと日記を書いてみようと思っています。途中で飽きて突然2を始めたらそのときはスライディング土下座をしようと思っていますので、なにとぞお付き合いくだされば幸いです。