めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

SPY×family12(遠藤達哉著)の感想

 すごく面白い漫画を読みました。

 表紙のハンドラーさん優雅。しかしカバーを外すとカピカピでかわいいです。まさに干物女。電書版を貼ったんですけど電書版もカバー下って読めるんでしょうか。紙の本のそういう遊び心が好きです。

 前の巻でバスジャック事件が起きて、それで平然としているアーニャが人気者になるという冒頭がおもろいです。「庶民ってなに食べてるの?!」ってクラスメイトに言われてるの、果てしなく超絶お金持ちの学校だ……。そしてダミアンがなかなかかわいいのですが、しかしこの2人ロミオとジュリエット的立場なんですよね。

 漫画本編とは関係ないんですけど、アニメのアーニャ役の声優さんの結婚報道をXで見ていたら「アーニャ、俺以外のやつと結婚したのか」というダミアンの場面写を使ったポストがバズっていてゲラッゲラ笑ってしまいました。

 そんなこたぁどうだっていい。今回もキレキレのスパイアクションギャグ漫画でした。奥さんが怖くて仕方がない寮の先生とか、ハンドラーの犬のアーロンとか、ヨルさんが職場の人たちに「夫への不満があって当然」みたいなことを教えられてロイドに不満を訴えようと頑張ったりとか、楽しいお話もキレキレでしたし、機密情報を持ち出されての緊急事態もキレキレでしたし、いやあ楽しい。最後のほうでユーリと戦うユーリに化けた「黄昏」のくだりがすごく良くてですね……。

 面白い漫画ってこういうものなんだなあと思いましたです。いやあ続きが楽しみすぎる……アニメ2期も期待がふくらむぞ……!

 なんとアニメの公式サイトを見ていたらですね、秋田県でも2週間遅れながら地上波で観られるって書いてあったんですよ! アベマに頼らなくても流行りのアニメ観れるってすごくないですか?! すごくないのか、そうか……。

 この手の人気アニメを夜中に別系列で流すやつ、だいたいなんの告知もなく始まるので大体見逃すので(それでチェンソーマンを諦めました)、アニメの公式が告知してくれるのは嬉しかったです。でっかいがめんでアーニャみれる、わくわく……! というような心境です。

 それはそれとしてアニメと言えばオマケ漫画でロイドがフランキーとアーニャの教育用アニメを作る話があって、それもゲラゲラ笑いながら読んでしまいました。そりゃそうだそんな学校で流すようなアニメ、アーニャみたいな小さいお子さんには面白くなかろうよ……。

 

 とにかく今回もめちゃめちゃのめちゃめちゃに面白かったです。安定! って感じでした。オススメです!