めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

異修羅Ⅶ 決凍終極点(珪素著)の感想

 すげーものを読んだ。

 相変わらずの修羅ぶりでした。画像に帯はありませんが紙の本だとでかでかと「TVアニメ化決定!」の文字が踊っております。裏にはアニメ版のキャストも二名出ていて、ソウジロウの声がクラシカロイドモーツァルトだと知って「?!」となりました。

 いやあ面白かった、ルクノカさんとサイアノプの戦いを軸にこれでもかこれでもかと陰謀がぶつかり合う展開に、「なんこれ面白……!」と釘付けでした。とにかく面白いんだ読めオラァっ! という感じ(言葉が悪い)。今回から登場した新キャラがこれまた濃ゆいんですよ、個人的にロケットパンチのひとが好きです(名前を把握しろ)。

 サイアノプの過去がすさまじくてですね、努力でここまでできるようになるなんてお前週刊少年ジャンプの漫画の主人公じゃん……!!!! となりましたです。サイアノプ、過去を知るとめちゃめちゃ思い入れの湧くキャラクターでした。いやしかしサイアノプ、ウーズですよ、スライム的なやつですよ、ぷるぷる……ぷるぷるの格闘家……。

 そしてルクノカさんがどうあがいても人間には倒せないタイプのモンハンの古龍でして、そのルクノカさんとサイアノプがどう戦うのか? というのが見どころです。あとサイアノプとクウェルさんの関係の尊さよ。なんて尊い……!!!!

 権力闘争がもうひとつの軸になっているんですけど、ヤバいひとが続々と出てくるのがヤバいです。ハーディさんそんなヤバいひとだったの……? という感じでした。あとツツリさんの根性がやばくてやっぱりツツリさんもジャンプの漫画のキャラクターなの???? となりましたです。

 

 やはり修羅群像劇という新しいジャンルを突き進んでいるなあと思います。修羅は一人いれば面白いけどたくさんにすると凄まじい化学反応を起こすのですね……もう夢中で、3日でサクッと読み終わりました。

 相変わらず文章は読みやすいし内容も濃ゆい。「面白い」をじかでぶつけられた気分です。面白いってこういうことなんだぞ理解しろかねざわ。ついでに言うと、あとがきが安定のスパゲッティでした。おいしそー。

 アニメ化に期待しかないのですが、しかしこれどこまでアニメ化するんでしょうか。そしてメステルエクシルくんの声は可愛いのか怖いのか問題が大きい。間を取って合成音声っぽくするというのが予想なのですがそこは分からないわけで。今回のⅦ巻はキヤズナもメステルエクシルくんも名前のみの登場だったので、また続きで出てきてくれたらな、と思います。メステルエクシルくんは推し修羅なので……。

 

 とにかく面白かったです、相変わらずいろんな人がそれぞれいろいろ戦いまくる凄まじいお話でした。オススメです! 続きに期待しております!