読書の感想は久しぶりですね。それにしてもやっべえものを読んだ。
帯にでっかく「世界詞のキアvs窮知の箱のメステルエクシル」と書いてあって、すごくワクワクするとともに「きっとキアちゃんが勝つんだろうな~」と思いながら読み始めて、異修羅という作品がその程度の世界に収まらない作品であることを痛感いたしましたです。
そしてまさかキヤズナで涙ぐむとは。メステルエクシルくんかわいいね、純粋ゆえ邪悪だね……。メステルエクシルくん、本当に推し修羅なのでキヤズナを「かあさん」と呼ぶたびにかわいいね……となっておりました。
あとリナリスちゃんをニヒロちゃんが拷問……折檻? するシーンがたいへんえっちでしたと報告しておきます。
それからツーちゃんとシャルクのバトルがやっべえです、何ページも続くわけじゃないんですけどあまりに鮮やかなバトルですごかったっす。ツーちゃんの心優しいことよ。あとキアちゃんとツーちゃんとウハクが仲良く暮らしてるのは夢みたいでこの幸せよ続け……と思うやつでした。しかしそれを裏切ってくるこの異修羅という世界!! なんで……なんで……。
いや感想は新鮮なほうがいいなと読み終わってすぐ書いてるんですけど、なんというか情緒がグッチャグチャでして。最後のジェルキさんのシーンがショッキングで……とにかく続きがとてつもなく楽しみです。面白かった~。
たぶん「修羅群像バトル劇」というのがこの作品のジャンルだと思うんですけど、どの修羅にも推せるところがあって、とにかく飽きないでみんなを見ていられるのが楽しいです。全員なにかわけがあって戦ってるんですよね。いやあ面白い。個人的に地群のユーキスの「エッ!?」とか「アッ!?」っていうのが可愛くて好きです(そういうシーンではない)。
あと「血魔(クルースニク)」というのが登場してその人物の二つ名が「十字の」だったところで「トリブラだな!? 伝説のライトノベル、トリニティ・ブラッドだな!?」と大声で言いそうになりました。こらえたけど。
はー……(放心状態)。先の読めない激アツラノベ、たいへん楽しく読みましたです。大判ラノベはお値段に見合う濃厚さで一冊読み終わるとめちゃめちゃ充実した気持ちになります。いやあよかった。めちゃめちゃ面白かった。みんなも読もうぜ異修羅。
アニメも観てるんですが「大丈夫? 修羅の紹介だけで終わらない??」ってなりながら観てます。2期あるといいなあ。せめてメステルエクシルくんを登場させてほしい……。
あとあとがきが安定のパスタだったのがよかったです。
面白かったです、オススメです!