めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

【番外編】RRR観てきた!!!!

 すんげえ映画観てきた。ずばり「RRR」というインドの話題作です。監督が「バーフバリ」の監督だそうでなにやらツイッターがざわついていて、観たいなあでもシネコンじゃたぶんやってないしだいいちシネコン片道1時間半だし……となっていたら超地元の名画座、御成座でやるというではないですか。

 この御成座という映画館、超絶レトロでいい味出してる映画館でして、なんとでかいスクリーンが一つあるだけの懐かしい風情の映画館で、客席で昔懐かしい石油ストーブを焚いているという北国の映画館でまあムードたっぷりなんですよ。そんな劇場で観られるというのはワクワクが過ぎるじゃないのという感じです。あと絵看板がすごいのです。

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 この看板手描きなんですよ……しかもボランティアの人が描いているという……。

 で、「バーフバリ」のときはほぼ貸し切り状態で観ていたので、今回はどうかなーと思ったら私以外にもちらほらお客さんがいるという状況でした。ストーブ前の席に陣取っていざ上映! となったわけです。

 

 まずは音楽がすごい。冒頭のマッリという少女の歌が可愛くて素晴らしい……からの怒涛の展開! なにが「マントルピースの上に飾りたい」だ英国人!

 お話はラーマとビームという2人の男が友情! からの敵対! からの友情! という素晴らしい内容でした。3時間がマジで一瞬でした。錆喰いビスコを読んだ時の気持ちに近い、クライマックスが終わらない展開は超ワクワクしました。

 もちろんインド映画なので踊るわけですが、「ナートゥをご存じか?」という名台詞と踊りまくる英国人インド人!!!! というのはとても楽しかったです。

 舞台が1920年のインドなので英国に支配されてその英国に家族を奪われた男ふたりが、全く違う方法で取り戻そう(あるいは仇を討つために立ちあがろう)とする展開はすごいなあと思いましたです。ラーマはとある目的があって英国への反乱分子を取り締まる警察官になり、ビームは英国人に攫われた村の少女マッリを助けるために反乱分子として潜伏し……というなか友達になっちゃうんですよ。ビームさん、ラーマさんを「兄貴」って呼ぶくらい懐いちゃうんですよ。いやあこの友情が熱い!!!!

 そしてわたくし朝ドラクラスタゆえ1920年といえば朝ドラでよく出てくる時代だなあと思いながら観てました。日本ではまだ女の人は着物に日本髪の時代なんですよね。同じ時代でもやっていることがぜんぜん違う。

 とにかくRRR、エンドロールまで最高オブ最高の映画でした。とにかく音楽がよいのです。「これからRRR観ます」ってツイートしたらフォロワーさんから「いいぞ〜サントラ欲しくなるぞ〜」というリプライが来た通りでした。歌うし踊るしアクションすごいし、なんというか「問答無用!!!!」という感じで面白かったです。

 

 で、なにかグッズを買おうと思って、オタクなのでクリアファイルを買ってきました。サントラは売っていませんでした……。

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 いい思い出になりそうです。

 いやあ面白かった〜。久々に劇場に行きましたがこれは劇場の大音響と大画面で観るべき映画だと思います。

 最高の劇場で最高の映画を観た、という気分です。面白かったです! オススメです!