めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

映像研には手を出すな!7巻(大童澄瞳著)の感想

 創作クラスタにぐさぐさぶっ刺さる本を読みました。いやしかし遅くなってすみません。

 今回もバチバチに面白かったっす。長くはなりませんがとりあえず感想をば。

 とりあえず前の巻で仲間になった桜田氏が、ただの七色の声の持ち主でなく小説家志望というのがよかったです。桜田氏は映像研の作品を見て物語として解析してくれるんですけど、セリフで説明すべきところとかキャラクターと視聴者の理解の速度とかそういう小説家ならではの視点で「たぬきのエルドラド」を分析します。

 たぶんそれって浅草氏にしたら痛くて苦しいことだと思うんですけど、それを受け入れて自分の作品をみんなに分かってもらおうと努力し始める浅草氏がよいです。創作クラスタみんな読んでグサグサ刺されるといいぞ。

 浅草氏は自分が楽しいというところから一歩進んで「楽しいと思ってもらえる」作品を作り始めるわけです。グサグサします。

 で、それがすぐ評価されるわけじゃなくて、大人の「高校生の作品はこうであれ」という偏見に対して浅草氏が静かに怒るのがなんともいえずつらいです。浅草氏は自分の作りたいもので評価されたいから「楽しいと思ってもらえる」物作りを始めたわけなので、その評価がそうなら怒って当たり前なんですよね。

 

 あと金森氏と書記のモデルデビューの件も面白かったです。金森氏、美脚って前から言われてましたもんね。なんかアバンギャルドな服着てました。

 

 さて、なんでこんなに感想が遅れたのかと申しますと、読み終わってすぐ書こうと思ってはいたのですが、タイミングを失ったと申しますか、母氏に貸し出してしまったので詳細を確認できなかったんですよね。返ってきたので書いている次第です。

 今月は異修羅とか鋼鉄城アイアン・キャッスルとか聖☆おにいさんとか読むものが多くて、やっと異修羅を読み始めたと思ったら鋼鉄城アイアン・キャッスルの新刊がなぜか発売日ぴったしで買えて、そのうえ今朝聖☆おにいさんの注文確定がイーホンくんから来まして……。

 イーホンくんが頑張り過ぎなせいで読むものがすさまじく多くてぴえんになってます。早く読みたいのですが首を痛めてしまって転がりながら読むのもしんどくて……気をつけなはれや!!!!

 とりあえず今月中に異修羅を読み終えたいっす。それでは。