めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

異修羅Ⅳ光陰英雄刑(珪素著)の感想

エラいものを読み終えてしまったので本日二発目の更新です。感想は採れたてのほうがおいしいはず。

異修羅IV 光陰英雄刑 (電撃の新文芸)

異修羅IV 光陰英雄刑 (電撃の新文芸)

  • 作者:珪素
  • 発売日: 2021/02/17
  • メディア: Kindle
 

やべー!すげー!やべー!ってなるやつでしたね……とにかく戦いの展開だけでなく裏で動くたくさんの組織の様子とかとにかくヤバい。

てかヤバくない人いなくないですか。修羅たちだけでなく二十九官がみんなヤバい。まあそこはとにかく。

 

いちばんヤバかったのは間違いなくロスクレイだと思います。出来レースで勝てるルートがあるのですが、しかしつまりそれは負けを宣言できないわけで、キアちゃんに追い詰められ死を目前にしても負けを認められない。このくだりがとにかくヤバい。キアちゃんは子供なんですよね……。

エレアさんとキアちゃんがきゃっきゃしてるの非常によきでした。挿絵に尊みをみました。

 

あとすごかったのはクゼさんですかね……クゼさん、本当に教団を思い行動し、そのクゼさんから見て理不尽な能力を使うことが教義に反していてむちゃくちゃにツラい。クゼさん、優しい人なんですね。ノーフェルトさんのシーン、マジでクゼさん正しい人だな……と思いました。クゼさん推せる。クゼさん間違いなく推し修羅。

ナスティークちゃんの思わぬ弱点が浮上したのも面白かったですね。ナスティークちゃんは天使なのですよね……。

 

ソウジロウの戦いぶりもめっちゃ痺れました。カッコいい。オゾネズマさんに勝てる唯一の方法を見出したシーン痺れました。ソウジロウ、見た目はネタなのにすごすぎやしないか。

オゾネズマさんの切り札がすごくてヒィてなりましたね。すごい試合だった……。

 

で。ツーちゃんマジ恐ろしいです。不死身ってこのことを言うのか。戦ってるシーンはあんまりないというか、ツーちゃん自体、最初は戦いにそんな深い意義を持ってるわけじゃないっぽいんですが、己の存在に意義を見出してそれゆえにああいう結論に達するの最高ではないですか。脱線しましたがツーちゃんめちゃめちゃ人体(ツー体?)実験されててヤバかったっす。

 

あと脇のキャラクターだとユノちゃんがメステルエクシルくんの話を聞いてキヤズナへの復讐心を持つシーン、一巻冒頭と繋がってとても良かったです。キヤズナ、二巻でメステルエクシルくんが「かあさん」って呼んでるのが可愛くて忘れてたんですがゴーレムで街一つ滅ぼす大虐殺してるんですよね……。

 

次の巻で一回戦が終わるらしいので、メステルエクシルくんの戦勝祈願をしながら待とうと思います。はははははは!!

あとなぜあとがきでパスタの作り方になるのか。一巻のパスタ講座は1300円得して異修羅を買う方法だったんですが今回完全に料理の話しかしてなくてすごく面白かったですね……。

 

とにかく面白かったです!続きが楽しみです!!