すごく面白かったです。遅くなってすまん。
いやあ今回も傑作でした。もうなにがいいって表紙の浅草氏の楽しそうな顔!見ていてワクワクさせるじゃないですか!
今回映像研の電撃三人娘は「マチェット」をストーリーのある作品にするべく立ち上がります。で、浅草氏が言うんですよ、「自分の作品を見ず知らずの人が求めているのか現実味を感じない」と。
これありとあらゆる創作クラスタに言えることじゃないすかね、わたしもカクヨムにいろいろUPしたり公募に投げたりしてますけど、それを誰かが面白いと思って読んでくださっているということがなかなか信じられない。いや信じていいのでしょうけど(カクヨムとかでは☆や応援がついたり、公募だと評価シートが来たり)、それでもなんというか、現実味がないというか。これ、浅草氏というひとが創作を体現している人間だから言える言葉なんじゃないかなあとか思います。
そもそも映像研、ひとつのネタについての熱量が尋常じゃなくて、「マチェット」のまだ描けていない設定についての描写がすさまじいのです。これ描いてるひと脳みそ疲れるだろうな~~~~!!!!
あと水崎氏の子役時代のエピソードもありまして、銃の反動を演技するくだりとか、水崎氏は動きオタクとして生まれて動きオタクとして生きていくのだな……とか思いました。水崎氏、親のいう通り役者やってもすごい役者になったんだろうなあ……と。
で。
今回の目玉は「七色の声の持ち主」である桜田氏なんだと思います。映像研が「マチェット」をストーリーのあるアニメにするにあたりオーディションをやるのですが、それに合格したのが桜田氏で、本当にいろんな人の声が出るのですが、金森氏のモノマネをするも百目鬼氏に完璧に見抜かれるんですよね……。百目鬼氏の耳がやばい。
桜田氏、中学生なのに悪いことをいっぱいして生徒会校安に捕まっちゃうんですよ。芝浜学園って中等部もあるんですね……。そこで反省文で妙な文才を発揮するのも気になります。
桜田氏が現れてどんな物語になるのか期待しかないです、ワクワク。
あと今回痺れた浅草氏語録なんですが、
「想像は抱えてるだけじゃ、邪魔でしょうがないぞ。」
というセリフに深く共感しました。そう、想像したことは形にしなければ意味がない。ただの想像を抱えていると身動き取れなくなっちゃうんですよね。浅草氏カッコイイなあ。顔の線めっちゃシンプルだけど。
というか各話の間にネームが公開されてるんですけど、ほとんど白いんですよ。著者の脳みその性能やべえ~~~~!!!!
というわけで面白かったです。オススメです!