めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

SPY×FAMILY7巻(遠藤達哉著)の感想

 更新遅れてすんません、発売日翌日にばっちりゲットして読んでたのですが、ばたばたしててブログ書くの遅れました。

 やっぱり電書貼っちゃうんですね。この漫画、 カバー下が最高オブ最高なのですが、電書でも見れるんでしょうか。

 

 今回は前の巻のラストに続けてターゲットと接触するお話と、ダミアンたちがアウトドアを満喫するお話、犬のボンドが主役のお話、ユーリがお仕事をする話、イーデン校の伝説のスイーツの話、フランキーがモテたくて猫を探す話、それから次巻に続く家族旅行の話ととにかくてんこ盛りでした。

 

 ターゲットと接触する話はデズモンドがヤバいやつすぎてぞわりとしました。でもダミアンはそんな父親でも大事で、可愛がってもらいたいって思うんですね。年相応の家族からの愛もろくに受けられないダミアンがかわいそうです。

 でもその次、寮にいる男子たちがグリーン先生と大自然を味わうお話がとてもよくて、よかったねえダミアンと思いました。年相応に楽しくいろんなことをするのは大事。

 ボンドのお話はボンドの想像するロイドの仕事がめちゃめちゃおかしいですwヨルさん、犬のご飯もメシマズ(死因レベル)なんですね……ボンドかわいい。

 ユーリが秘密警察で働いてる話もなかなかつらいです。いまこの物語の世界では対立が続いていていつ戦争が起きてもおかしくないんですね。それをどうにかしたいと思っているのはユーリも同じなんですよね。

 伝説のスイーツは一年生のいつものメンバーでババ抜きをするのですが、アーニャのエスパーがイカサマだと思われて、それを回避するためにババを引いたら大惨事になるというお話でした。かわいい。

 フランキーは案の定のオチだったのがおかしくて。たまには報われてくれ、フランキー。あと情報屋だけどメカニックも兼ねててわけのわからないものいろいろ作るんですね、フランキー。

 最後のお話はヨルさんが任務をしつつ、同じ客船の旅をアーニャのエスパーで引き当てたロイドとアーニャがついていくお話でした。次の巻が楽しみです。

 あとおまけ漫画の管理官さまがかわいいです。ロイドもすっかりお父さんになっているのもよき。

 

 この漫画、愛とは何かを問うているように感じます。フォージャー家は寄せ集めの、偽物の家族ですけど、そのなかでじわじわ愛が発生しているのがいいです。さっきも書きましたけどダミアンが年相応の家族愛を求めたり、ユーリがヨルのために働こうとするのもやはり愛ですよね。彼女が欲しいフランキーも一応そうですかね。

 もうオペレーション・梟はどうでもいいから楽しいフォージャー家が見たいまである。でも平和のために黄昏さんは戦わねばならんのですね……。

 

 とにかく面白かったです。次の巻が楽しみ。オススメです。