めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

なつぞら第22週の感想

なんと驚いたことに来月いっぱいで終わっちゃうよなつぞら……あのチビなつに涙してから半年経つのか……。

 

なつはキックジャガーというタイガーマスクが元ネタと思われるアニメの作画監督になります。そして優ちゃんは四つ、土曜日で五つになりました。印象的だったのはますます忙しくなって、家に仕事を持ち帰って優ちゃんを寝かしつけてから寝落ちして、ふと目を覚ますと優ちゃんが持ち帰った仕事に絵を描いていて、叱って止めたら「仕事おわればお母さん寝られるから手伝おうと思った……」と優ちゃんに言われ、ごめんねと謝って、それから絵を見てみるとなんと動画になっていて、それを会社の人に「天才でしょ?!」と見せるシーンでしょうか。

他にも、「ちょっと待ってね、いまキックジャガー勝たせるから」とか、「キックジャガーはボロボロの痛い痛いになっちゃったけど、優ちゃんならなんて言う?」とか、印象的なセリフがたくさんありまして。なんて言う?と聞いたら優ちゃんは「もういいよって言う」と答えます。そしてキックジャガーは無事完結します。

優ちゃんは昔の同僚である茜さんに預けられるのですが、なつの周りは基本的に悪役がいなくて、でもなつの人生はものすごいハードモードなんですよね。

朝ドラってヒロインの子との葛藤を描いたものが少なくないのですが、ヒロインが仕事を諦めてしまうか周りの人が世話するていでふわっと進めるパターンが多いと思うんですよ。でもなつは仕事も諦めないし、茜さんに預けるにしてもちゃんとお礼をまとまった額払っている描写があって、ふわっと流さないのがいいと思います。

坂場くんは坂場くんで三代目カポネのアイディアをマコさんや下山さんと話し合う様子が本当に楽しそうで、水を得た魚ってこのことだなあ……と思います。そしてモモッチがマコプロに色彩設計として移籍します。

この時代から原画のセルへのトレスは機械だという話が出てきて、なつが入社した当時からずいぶん時代が流れたのだなと思います。

そしてNHKやべえと思うのは老けメイクなんですよね。広瀬すずがごく自然に、三十代のお母さんになってるのすごいです。

 

他にもいろいろあったのですが、きのう(2019/08/30)金ローでラピュタやってたじゃないですか。

ラピュタ、めっちゃ動きますよね。モブまでキレッキレでちょこまか動きますよね。

それにかかった労力と時間ってどれくらいなんだろう、と、なつぞらでアニメの作り方を見せられた人間としてはただただ驚くしかなくて、これぜんぶ手描きなのかよ……と思いました。

そしてなつぞらで、昔なつたちが作った「ヘンゼルとグレーテル」が、ストーリーを提案したのが神っちだったわけですが、神っちのモデルが宮崎駿だというのに激しく納得しました。グレーテルが塔を登るシーンなんか完全にパズーがラピュタの壁のツタを登るシーンじゃないですか……。

あとパズーを見て「福祉事務所のおばちゃん……」と思ってしまいました。海賊王に俺はなる。

 

さて、今日の回で天陽くんが風邪をこじらせて入院したという話がでてきました。雪次郎がお菓子をお見舞いに持っていくシーンがあったんですよね。

来週のサブタイトルから察するに、天陽くんはモデルになった画家のように夭折してしまうのだと思うのですが、また十勝になつたちは行くのでしょうか。優ちゃんが馬に乗ってみたい、と言うシーンもありましたし。

あとあんまり関係ないんですけど、ツイッターやインスタで「雪次郎カメラ」というのがありまして、雪次郎の役者さんがいろんな人にハンディカムでインタビューするのですが、それがめちゃくちゃ面白いのでぜひ……NHKの公式で感想を更新してる金爆の歌広場さんのやつめっちゃ笑いましたw

 

来週こそ金魚姫読むぞ。