めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

【シリーズ】なつぞら第9週

今週もなかなか深いお話でした、なつぞら

まず最初になつが映画会社の採用試験に落ちました。

なつは十勝を脱走しようとしたり仮死状態の子牛を助けるようなパワフルな子なので、落選してもパワフルに生きるのだろうと予測できるのですが、家族に手紙を出せないほど弱ってしまいます。

そしてその、映画会社の試験を落ちた理由は、なつを映画会社に入れてくれと勝手に突っ走って社長に直談判しに行った咲太郎兄さんが、「赤い星座」という新劇の劇団の裏方をしていたためでした。「赤い」というのがミソです。なにかの思想持ちと思われたのです。咲太郎兄さんは朝ドラによくいる迷惑な身内というやつなのですが、咲太郎兄さんそのものが原因じゃないというのも痛いのです……。

咲太郎兄さんが自分のやりたいことより人のために生きていくことをなつは一度否定するのですけど、そういう生き方もあると川村屋のマダムに言われます。

朝ドラのヒロインはえてして他人のために生きがちですけど、それに疑問をもつなつはちょっと変わった子かもしれません。

そして咲太郎の押しの強い性格は、育ての親である亜矢美さんのものなのですよね。なつが思ったことを何でもいう北海道マインドに育ったように、咲太郎は新宿マインドに育ったわけです。

なつは試験に落ちた理由を兄でなく実力だと言います。実力でないと見返せないから、と。

 

そして三ヶ月後、仕上げの採用試験があります。線画に色を塗る仕事ですね。なつはそれに無事合格します。

川村屋の寮でジタバタして喜ぶ様子は、夕見子が大学に合格したときもこうだったのかなと思わされます。北海道の柴田家では木彫りのクマをなつに見立てて宴会をやりますし、夕見子も電話をくれます。きっとおんじはなつをわしゃわしゃして真田伝統のほっぺちをしたかったのでは(あのテーマ曲)

なつは川村屋の寮を出て咲太郎兄さんと亜矢美さんの家で暮らすことになります。とりあえず咲太郎兄さんの作った天丼で就職祝いをするのですが、咲太郎兄さんは劇団でも裏方の仕事をするのが好きなのだと語ります。

それはなつが、これからエンドロールに三秒映るか映らないかの仕事をする……ということではないでしょうか。

 

これから川村屋が「朝ドラ名物みんなの溜まる喫茶店」ポジションになるのかな?それとも風車のほう?

亜矢美さんの服を借りたなつがいきなり垢抜けてびっくりしました。かわいい。

なつのことを喜んでくれる人が東京にもいるのがうれしいです。

来週も楽しみです。

 

 

あとちょっと愚痴ります。読みたくなければ読まなくていいです。

朝ドラってツイッターでファンアートを公開する人がたくさんいるのですけど、どうもとと姉ちゃんあたりから「AK作品のアンチアート」を描いてUPする人が多くなった気がします……。

AKだからつまらないとかBKだから素晴らしいとかアホじゃないすかね。どっちも同じくらいの予算で同じくらいの労力で作ってるのに。面白さと制作局に関係はないし、BKだってスベるじゃない……。

半分、青い。なんか絵タグのほとんどがアンチアートで、そのあとのまんぷくはファンアートいっぱいというのはどうしても納得がいかない。なつぞらもアンチアートが増え始めました。

他人がどう思うかは変えようがないので仕方がないのですが、AKはつまらないという勘違いは納得がいかない。ひよっこ半分、青い。もあれだけ面白かったし、なつぞらだって面白いのに。

制作局で面白さが変わるって思うのはどういうこと……?とずっと思っていたので吐き出せてスッキリしました。

せめてファンアートとアンチアートのタグを棲み分けてくれ……。