大人買いをしたわたし、グッジョブ! な本を読みました。
はあ〜キレキレで面白かった〜!! 今作は関税だ! 関税は神様であるアストライザーの定めた税制でなく人間同士で決めた税金なのですが、そこでもいろいろなトラブルが起きまくります!!
で、トラブルが起きるだけでなく人情の部分もよいのです。エルフのデュティさんの結末、とてもよかったです。そしてゼオスさんどうなっちゃうの?! 続き早く読みたい(のでブログを書いております)! 大人買いしたわたしありがとー!!
魔族領の経済振興のためにマンドラゴラを育てて売ろうとしたらエルフの国からイチャモンをつけられる……というのがこの巻のストーリーの始まりなのですが、マンドラゴラの育て方を指導してるひとがコンヨーさんっていうんですけど、これは青木昆陽だろうか……と思いました。甘薯先生ならぬマンドラゴラ先生です。
で、エルフの国からきた手紙が翻訳しないと読めなくて、翻訳魔法で訳すと意味不明になっちゃうのがなかなかリアルでして。そしてエルフの国から来た手紙が喧嘩腰で魔族を鼓舞して戦争をしようとするメイぶれない。
で、今回はメイとブルーとクゥの三人で港町ボストガルに出かけてマンドラゴラ貿易を巡るエルフの国とのトラブルをどうにかするぞ! というお話なのですが、ブルーの「王族」オーラとメイの裏事情の扱い方が上手いのです。そのあたりキャラクターの作りこみがすごい……。
そして今回も税と経済がぎっちりストーリーに絡んでくる展開。歴史と経済に詳しくないと書けないすよこの本……。
それから新キャラがみんな魅力的なのです。ノーゼさん、胡散臭いだけじゃなかった。それから海賊のシリュウさんすっごいとばっちり……。シリュウさん、まさにわたしの好みのお姉さんでした。海賊の仕組みまで分かる!すごい!
めちゃめちゃ食べるゼオスさんも新鮮でした。しかしホントにゼオスさんどうなるの……? 次の巻早く読まなきゃ!
今回もめちゃめちゃ面白くて一気読みしてしまいました。こんなラノベ連続して一気読みするの久々だよ……。
税金ってちょっと難しいですけど、クゥちゃんがリンゴとか食堂で説明してくれるので難しく思わないで読めるのがいいです。楽しい。それにメイの暴れ方は見ていて痛快ですしブルーめっちゃいい人。こんなの書けたら楽しいだろうなあ……。
面白かったです、続きももちろん読みます!