とても楽しい読書をしましたー。
りょくち真太先生の最新作です。今回もすごく面白い本でした。
設定としては一巻と同じく主人公の森くんと同級生のハルちゃんが地上の存亡をかけて戦国武将たちと運動会をするお話なのですが、今回は武田信玄と上杉謙信が参戦してめちゃめちゃ熱いバトルが繰り広げられます。運動会なんですけど。
キャラクター紹介でいきなり本多忠勝に笑わされました、ゴリラじゃん。作中でもあの伝説を再現してくれてめちゃくちゃ笑いました。
武田信玄と上杉謙信が互いを信ちゃん謙ちゃんと呼ぶのも面白いし、そこに関わる歴史の逸話とかやっぱり楽しいです。あとがきでりょくち先生が書かれてるように歴史って盛った部分もあって伝わるのでしょうけど、そこもまた面白いです。でも今作の「敵に塩を送る」は単純にドーピングだと思うのですが。武田信玄がイモムシ苦手というかわいい逸話も面白いです。
あと味方も面白くてですね、家康の焼き味噌事案が出てきます。小さいお友達が大好きなやつだ!!関東のつれ小便のくだりは本当に東京は連れションでできているのだなあと……歴史は掘り起こすと面白い逸話で溢れていていていいですね。
今回主人公の森くんとハルちゃんは些細なことで喧嘩をした状態で地獄に召喚されるのですが、それを解決するストーリーがとてもいいです。本当の友達なら喧嘩しても仲直りができるんですよね。それは信玄と謙信がライバルで互いの力をちゃんと認めていた、というのにかかってくるわけですね……。
今回笑った細かいとこは、鬼もリモートワークをしているらしいとことか、神様を脅すのに「好きな子をバラす。」という小学生みたいなネタを採用したりとか、ハルちゃんのおばあちゃんがまだやっぱり売り子してるとことかでしょうか。
とても面白かったです。サクサク読めて何度も笑える楽しい本でした。
あと今回初めてe-honを使ってみたんですけど、これ便利ですね……近くのショッピングセンターに入ってる本屋さんで受け取れました。
e-honから届いたメールだとなんか番号を伝えてくださいとあったんですが、普通に名前だけで買えました。まあ田舎の小さい書店ですし。
今月は買いたい本がいっぱいあるので、いっぱいブログ更新したいです。