めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

なつぞら第23週の感想

うひゃあ、もう終盤も終盤だ……!今週もエモかったです、なつぞら……!

 

なつが色々思い詰めてるとこから始まる、なかなかしんどいスタートだったんですけど、理由としては優ちゃんのことだけでなく自分の作る作品についても、だと思うんですよね。魔界の番長を観ていたら優ちゃんが「こわい」って言い出したり、なつはもっと優しいものを作りたかったんだと思うんですよ。

そんな中、天陽くんの訃報を耳にするわけです。なつは優ちゃんと北海道に向かいます。

天陽くんのアトリエには馬の絵が残されていて、それを見た優ちゃんは「本物のお馬さんがいる!」というのですが、その理由は「絵を動かすのはお母さんの仕事でしょ?」という。もうここで涙腺弾け飛びますよね……。

なつは雪月にも顔を出すのですが、天陽くんの描いた絵を印刷した新しい包装紙があって、その隅には小さな女の子が描かれています。そう、幼い日のなつです。

天陽くんというのは爽やかに見せかけた湿り気みたいな人で、病院に入院しながら描いていたカレンダー用の絵に、「この辺に小さいころなっちゃんを歩かせたりとかさ」と兄に言うのですけど、天陽くんがなつにとって創作の根源で、その逆もしかり、なんですよね。

天陽くんは亡くなるとき病院を脱走してくるのですけど、死にたい場所で死にたかったわけですよね。家族のいる自分の家で。

天陽くんのモデルになった方の遺作は描きかけの馬なのですが、NHKは最後まで描かせたのですね。そしてその馬は、かつておんじが天陽くんに与えた馬で、その馬も死んでしまっているのです。第1週第2週で幼い天陽くんが描いていた馬も死んでしまった馬でしたね……その馬を、なつの娘の優ちゃんは「本物のお馬さんだ」と言ったわけです。エモすぎやしませんか。

 

なつは旅に出る前に、坂場くんから今考えている企画なのだと「大草原の小さな家」を渡されます。

雪月の包装紙を見たその晩、なつは優ちゃんに大草原の小さな家を読み聞かせして、寝付いてからいてもたってもいられなくなり大草原の小さな家の登場人物をスケッチブックに描きます。翌朝優ちゃんに起こされて、「これ昨日のお話でしょ?優ちゃんこれ観たい!」とスケブを広げられて言われ、なつはマコプロに移って大草原の小さな家を描こうと決め、それを坂場くんに連絡します。

東京に帰ってくると坂場くんは企画を作っていて、「原案」に大草原の小さな家を持ってきます。北海道の開拓時代でやろう、というのです。

ここで北海道パートとお仕事パートがぶつかった……!と素直に感動しました。来週の予告でお仕事パートの仲間たちが北海道にいる様子が流れて胸熱でしたよね……。

高畑勲さんはハイジのロケハンにスイスまで行ったそうですが、それを朝ドラに落とし込むならヒロインの故郷になるのでしょうね。

結末に向けてワクワクが止まらないです。寂しいですが。

 

さて、LIFE!のコラボコントも楽しく観ました。中川大志くんはLIFE!メンバーですしナレの内村さんもそうですもんね。

なぜコントになるとヒロインがベラボーに強いのかw希もみね子も鈴愛も強かったなw

内村さん心の叫びという感じですげー笑いましたwサンダルw

内村さん、ホントは草刈さんの役をやりたかったとかいろんなこと言ってておかしかったです。楽しそう。

パッと見では坂場くんと轟けファミレス塾の新人バイトが同一人物に見えないんですよね。役者さんってすげーな。

もう一本はみんな大好きゲスニックマガジン西条のやつで、雪次郎の役者さんがイケメンシェフ役で出ていてこっちは優しさに弱いゲスニックマガジン西条が可愛かったですw

 

なつぞら、クライマックスに向けてどんどん突き進んでます。最後まで見届けたい所存です。