めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

【番外編シリーズ】なつぞら第4週

今週も面白かったあ〜!!てなわけでなつぞらの感想です。

 

なつは演劇部に入って、「白蛇伝説」というお芝居をすることになるわけですが、先週書いたとおり演劇部の顧問の先生があさが来たの白蛇はんだったので、てっきり潰れた大阪の商家の話かと……脱線ごめんなさい。

あとなつたちに新しい仲間が増えました。番長こと門倉くん。超コワモテの熱血漢で、でも芝居をやってみたかったらしく彼も演劇部に入ります。彼となつたちは「FFJの歌」だったかな、農業高校の生徒ならだれでも歌えるらしい歌をわあわあ歌います。わたしの昔の友達で隣町の農林高校に行ってた子がいたのでなにか会う用事があったら聞いてみますw

で、なつは九年経っても柴田家に「世話になってる」と認識していたみたいで、演劇部の練習で疲れているなかでも牛の世話をします。「よくしてもらっている」だったか、そんなことを言います。

それを聞いた、柴田家の泰樹さんの娘で、小さいなつを十勝に連れてきた剛男さんの妻、要するにお母さんにあたる富士子さんが、雪月に演劇を応援したいと提案し、演劇大会の開かれた会場でモナカアイスをタダで配ることになります。それがまたおいしそうなのです……。農業高校でとれた牛乳で作られて、剛男さんによる農協からの申し出で許可が下りたようです。

で、なつたちが稽古する中、天陽くんが学校にきます。天陽くんは高校に進学しなかったんですね。なつたちと束の間の青春を謳歌する様子はなんともせつないです。

天陽くんは倉田先生に依頼されて芝居の背景画を描きにきました。なつたちの稽古を見て、なつがひたすらダメ出しされて顧問の倉田先生に「魂が入っていない」と言われているのに「魂は作れるものではないのではないか」と言います。倉田先生は、「登場人物自体に魂はない、しかしそれを自分の魂で感じとるのだ」と答えます。

そしてなつは、最初は泰樹おんじのためにやっていた芝居を、自分のために演じるのです。しかし発表の会場に泰樹おんじが向かう途中、天陽くんが「牛の様子がおかしい」といって泰樹おんじに助けを求めます。天陽くんの牛は、乳脂肪分を上げるために青草を食べさせすぎて、病気になってしまったのでした。

牛の手当てが終わり、天陽くんと泰樹おんじが会場に駆けつけると、もう演劇はクライマックスでした。そして終わったあと、演劇の内容を思って泰樹おんじはなつに「わしは愚かか」と、穏やかに尋ねます。なつは「そんなことはない、わたしはじいちゃんみたいになりたくて生きてきた」と泣いて答えます。

そして、天陽くんの家の牛乳が、乳業メーカーに不当に安く買い叩かれていたことを知った泰樹おんじは、農協への協力を申し出ます。

 

今週はなつが己を表現する、という週でした。なつは今までみんなに遠慮して生きてきたのです。それが、自分を表す演劇に出会い、表現するとは何か、という壁にぶち当たるのです。

 

そして今週もよっちゃんが良かった。演劇のラストに白蛇の役で出てきて、どっと笑いをかっさらうのですが、演劇が終わったあと「あー気持ちよかった!!」と力強く言うのです。ただの容姿いじりじゃなかった。よっちゃん本人が気持ちいいならそれでいいのではないでしょうか。

あと番長がめっちゃ面白かったです。泰樹おんじに続くコワモテの萌えキャラだ……。演劇でセリフが飛んでFFJの歌を歌いだす熱血農業青年。いい、いい……。

個人的に、よっちゃんと番長のラブコメスピンオフが観たいですw

なつがちょっとずつ、戦争に奪われた己の人格を取り返していく、というのはなかなかよいです。

 

来週はどうやらなつは東京に兄を探しに行くようです。牧歌的な十勝と全然違うギラギラした予告にものすごくビックリしました。

農業高校の生活をずっと観てたいくらいの気持ちなのですが、お話が動き出すのは期待です。楽しみ。

 

今回からなつぞらの感想はテレビ垢にシェアすることにしました。ワナビ垢にシェアしてたら毎朝ハイライト的なのがワナビ垢にも出るようになったんですよね……。

それでは。