めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

八木重吉の話

どうも。寒いですね。最強寒波とかいう……シャレにならんのでやめてほしい。

 

こころよ では いっておいで♪

というのはNHKEテレの「にほんごであそぼ」という有名な番組で流れてる音楽ですけど、この気持ちいい詩を書いている方の名前をいまさら知りまして。八木重吉というのですね。

名前を聞いて即、青空文庫のアプリを開いたのですけど、この方は夭折されていて本は二冊しか出ていませんでした。

なんでしょうね、詩っていいですね。

普段グダグダの長文を書いている人間をやっておるのですが、詩の短いなかにぎゅっと詰まった世界がすごくいいです。ぎゅっと詰まったものの、哀しみや寂しさ、あるいは喜びや嬉しさ、そういうものがドカンと体当たりしてくるかのようなあの感覚。

歌会始の高校生の短歌ともまた違う散文詩の味がして大変よいです。すごいなあ。

わたしは詩は書けない人間だと自分で思っております。テンポよくぽこぽこ言葉が出ないのです。長い文章をつらつらグダグダ書くのがいちばん向いているような……。

で、いまそのグダグダ文章すらスランプでして、小説も読む気が起きないのです。なんというか、風邪ひいて鼻づまりしてるのにステーキが出てくるような感じです。食えるかよバカタレという感じ。

そんなわたしに、八木重吉の詩はまるでお粥のように染み渡りまして、ナンボか息を吹き返した感じです。

詩はいいなあ。国語便覧で八木重吉と同じくくりの詩人はいないか探したのですが載ってませんでした。

 

あ、23日に封切り直後のアリータ:バトル・エンジェルを観に行くことになりました。原作のファンなのでイメージ違ったらやだなって思ってたのですが、予告編を見る限りほぼ原作の絵柄なんですよね。古舘伊知郎の実況を聞きたいので吹き替えで観たいなあ。

読みたい本がかさんでおります、愛と幻想のファシズムとかコインロッカー・ベイビーズとか。津軽がなかなか読みきれない……うっすい文庫本なのに。

次の更新はいつかなー。