めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

銃夢火星戦記7(木城ゆきと著)の感想

やっと出た。長かった〜!!待ってたよ〜!

確かずっと前に実写映画「アリータ:バトル・エンジェル」のことを書いたと思うんですけど、それの原作「銃夢」シリーズの最新作にあたります。

6巻が出たのが映画公開前なので丸2年待ったわけです。ストーリーを忘れていたので読み返したりもしたんですけど、6巻までを簡単に説明する言葉が見つかりません……。

主人公のサイボーグ少女陽子(のちのガリィ)の出生の秘密はゾワッときますし、陽子とその親友エーリカの状況の過酷さは尋常じゃないです。とにかくやべえ漫画です。気軽に薦めるにはシリーズもめちゃめちゃ長いですし(第一作で映画の原作になった「銃夢」は新装版で5巻、第二作「銃夢last order」は12巻……)、みんな読んで!面白いから!って気軽に叫べないボリュームです。

でもわたしこの漫画すごく好きなんですよ……。中学のころ叔父上の部屋で第一作を見つけてショックを受けたんですよね……。

 

では本題に入ります。

この巻では陽子とエーリカは自分たちを守ってくれた用心棒に渡されたメモを頼りに「カオフマンのクアン」を探します。で、デジャー・ソリスという街にたどり着きます。

エーリカの賢さがすごいんですけど、エーリカは基本的にとても悪い子なんですよね。ずる賢いというか機転が効くというか、陽子を守るためにそうなった感じです。

陽子とエーリカはデジャー・ソリスの通風ダクトに住み着いて、「カオフマンのクアン」を探しますが、ユニエという女の子に見つかって街のリーダー、ビッグマダムに会います。カオフマンのクアンが牢屋に入っているはずだ、とエーリカはいうのですが実は既にカオフマンのクアンは牢を抜けて兵士と入れ替わっていました。

 

で、カオフマンのクアンは「機甲術者」でした。この「機甲術」というのは第一作一巻から登場するヤベェ格闘術です。そいでカオフマンのクアンの凄まじいバトルシーンが描かれます。バトルシーン久々でめちゃめちゃ嬉しかった……というかそもそも刊行が久々なんだった。

これ、カオフマンのクアンが陽子とエーリカに機甲術教えるのかな……?!そして少女ふたりは兵器になるのかな……?!楽しみだ……!(いやそれ楽しみにしていいのか?)

とりあえずカオフマンのクアンは陽子とエーリカを迷惑がっているんですが、今後がとても楽しみです!!

 

ていうか銃夢シリーズ、本当に完結するのかな……。この7巻も一回発売が延期されたんですよね。まあ乗りかかった船だ、完結まで追いますとも。

この7巻、発売日当日までAmazonに書影が出ないというハラハラ展開で、発売日にツイッター検索して「本当に出てる!!夢じゃなかった!!」ってなったんですよね。

新章突入で期待感はとても高いです。続き、ちゃんと出るといいなあ。

 

とにかくとても面白かったです。やっぱバトル漫画はよい。あと今回もヤベェサイボーグ女出てきて嬉しかった。

 

次はつるみ犬丸先生の最新作かな。このラノも買わなきゃ。