めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

ドラえもん大長編の話その6とドラえもん2巻の話

不要不急の外出はするなというお達しが出ておりますが、本屋で散財したくて買ってきました。

なおこの記事のタイトルですけど、以前は大長編だけ2作ずつ書いていたので作品とナンバリングが違います。

ドラえもん (2) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (2) (てんとう虫コミックス)

 

あれ、大長編のほうが電書だ。

それにしてもドラえもんはいいなあ。

まずは大長編のほうですけど、子供のころ気づかなかった「ニムゲ」が人間をもじってニムゲであることに気付いてなんてメッセージ性があるんだと驚きました。

環境破壊とか温暖化とか言われ始めたのっていつからなんですかね……。動物たちの理想郷を侵略する人間というのは、まさにいまの世の中ですよね。

で、大長編はどれを読んでも思うんですけど、ツカミから本題までめっちゃ速度ありますね。読者を子供と想定しているためですかね。

あと個人的にはジャイアンがゴリラの漁師さんに「ゴリ郎」呼ばわりされるのがおかしくて仕方がないwあとゴツゴーシュンギクってなんだw

とにかく今回もとても面白かったです。

 

で、単行本のほうですけど、レジェンドひみつ道具のアンキパンがでてきておーってなりました。

「ロボ子が愛してる」過激だ……この時代からロボットを恋人にするという発想はあったんですね。現代の二次元を思わせる。

「うそつきかがみ」凄まじすぎてめっちゃ笑いました。のび太くんのママがひどいいじられ方だw

「タイムふろしき」これもレジェンドですよね。スネ夫のママの欲深さw

「オオカミ一家」深いですね……のび太くんの優しさよ……のび太くんは勉強も運動も苦手ですけど、弱いものを守ろう、と思える子なのですね。

で、「地下鉄をつくっちゃえ」がとてもロマンのかたまりでして、こういうの超好き〜!!となりました。オチもとてもよい。

「タタミのたんぼ」とか「勉強べやの大なだれ」とかはある種VR的なものなんですかね、タタミのたんぼのほうはリアルにイネをつくるわけですけど、イナゴまでいるというのがすごく凝っているなあと。無農薬。

 

というかドラえもんって一話あたりがすごく短くて、星新一ショートショートみたいですね。

ひみつ道具がツカミとオチを兼ねるのはすごいプロット力ですよね。これだけのことをやるのはすごいですよ。こういうものを毎月何本も捻り出せる脳みそすさまじい。

子供のころはなんとも思わないで「面白いなあ」と読んでいましたが(単行本じゃなくて文庫のテーマ別シリーズですが)、これを作り出す力は異次元だなあと思います。

これからもちょっとずつ買おう。

 

てゆかドラえもんのコミックスお値段良心的すぎません??二冊買って千円からお釣りくるってどういうことですか。

これからもちょっとずつ買おうっと。