めんどくさがりの自分の尻を叩く読書ブログ

読書は好きだ。だがめんどくさい。だけれど面白い本を読みたい。だから感想を書いて尻を叩くというブログ。

異修羅Ⅷ 乱群外道剣(珪素著)の感想

すげえもんを読んだ。 異修羅VIII 乱群外道剣 (電撃の新文芸) 作者:珪素 KADOKAWA Amazon たいへん面白かったです、前の巻のこととかいろいろ忘れてはいたんですが、それでも問答無用で面白かったです。ソウジロウとロスクレイがかっこよすぎて泣きそう。こ…

バテン・カイトス日記 2023/10/11 小天河

バテン・カイトス I&II HD Remaster -Switch バンダイナムコエンターテインメント Amazon いや前回漁村ナシラで今回が小天河ってのろいにもほどがあるでしょうよって話ですが。 実のところ中学時代はリュードに狂っていたのでギバリの記憶があんまりなくてで…

バテン・カイトス日記 2023/10/7 漁村ナシラ

バテン・カイトス I&II HD Remaster -Switch バンダイナムコエンターテインメント Amazon いまさらながらバテン・カイトスのプレイ日記を書いてみようと思います。なら始めたときから書けよという話なんですけど、始めたときは懐かしすぎてそれどころでなか…

SPY×family12(遠藤達哉著)の感想

すごく面白い漫画を読みました。 SPY×FAMILY 12 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:遠藤達哉 集英社 Amazon 表紙のハンドラーさん優雅。しかしカバーを外すとカピカピでかわいいです。まさに干物女。電書版を貼ったんですけど電書版もカバー下って読めるんで…

獄門撫子此処ニ在リ(伏見七尾著)の感想

すんげえものを読んだ。 獄門撫子此処ニ在リ 獄門撫子此処ニ有リ (ガガガ文庫) 作者:伏見七尾 小学館 Amazon 怪異と戦う巨大感情! といった趣きの、たいへん熱くて切ないお話でした。またしても角刈りの文庫本を作ってしまった……。 いやあガガガ文庫すげえ…

映像研には手を出すな! 8巻(大童澄瞳著)の感想

あやうく買い忘れるところでした。新刊情報アプリ、通知してくれ~!!!! 映像研には手を出すな!(8) (ビッグコミックス) 作者:大童澄瞳 小学館 Amazon ビスコ新刊で舞いあがってて漫画の新刊アプリをしばらく見ていないうちに新刊が出ておりました……い…

錆喰いビスコ9 我の星、梵の星(瘤久保慎司著)の感想(ネタバレ注意)

すんげえものを読んだ。いささか放心気味ですが感想は新鮮なほうがおいしいので、とりあえず感想を書きます。 錆喰いビスコ9 我の星、梵の星 (電撃文庫) 作者:瘤久保 慎司,mocha KADOKAWA Amazon ビスコが二人だ! 公式も幼児化とか猫化とかやりたい放題し…

かくて謀反の冬は去り(古河絶水著)の感想

ものすごいものを読んだ……(放心している)。 かくて謀反の冬は去り (ガガガ文庫) 作者:古河絶水 小学館 Amazon なるほど賞をとるわけですわ。納得です。逆にこのレベルでないと受賞できないと思うと「ひえええプレッシャー!!!!」となるわけですが、とに…

【番外編】君たちはどう生きるか観てきた!(8/18追記)

宮崎駿の原液を浴びてきました。いやあ面白かった。すばらしい映画でした。あの年齢でこれだけ創造性豊かな世界を生み出せるというのは、人生残り五十年くらいになった人間としては大変安堵するとともに、のちの世界の人間はあれを乗り越えねばならないのか……

魔王都市 空白の玉座と七柱の偽王(ロケット商会著)の感想

とんでもなく面白い本を読んだ。 魔王都市 ー空白の玉座と七柱の偽王ー (ガガガ文庫) 作者:ロケット商会 小学館 Amazon ガガガ文庫の公式さんがなにやら盛り上がっていたので、辛抱たまらず発売日をだいぶ過ぎてからイーホンくんでポチッたのですが、大正解…

逆転ランキング 算数が支配する学園(りょくち真太著)の感想

たのしい本を読んだ。 逆転ランキング 算数が支配する学園 (角川つばさ文庫) 作者:りょくち 真太 KADOKAWA Amazon 尊敬してやまないりょくち先生の最新作は算数でした。小説だけでなく算数というより知恵試しのクイズに近いんですけど、「ううん? ……わかん…

七つの魔剣が支配するⅫ(宇野朴人著)の感想

すごいもんを読んだ。 七つの魔剣が支配するXII (電撃文庫) 作者:宇野 朴人 KADOKAWA Amazon アニメ化で話題の電撃文庫の人気作、といえば「あー面白いライトノベルなんだなー」となると思うんですが、なんというかいやはや……(腕を組んで天井を見上げる)。…

プリニウスⅫ(ヤマザキマリ/とり・みき著)の感想

すげえ漫画を読み終えた。 プリニウス 12巻(完) (バンチコミックス) 作者:ヤマザキマリ,とり・みき 新潮社 Amazon 10年かかって着地した古代ローマの「元祖・台風の日に水路見にいっちゃうおじさん」の冒険譚、ついに最終巻です。いやあ面白かったっす。…

じょっぱれアオモリの星2 ズンダーにおいでよ(佐々木鏡石著)の感想

すこたまおもへぇ本の続編どご読んだ。 じょっぱれアオモリの星2 ズンダーにおいでよ (角川スニーカー文庫) 作者:佐々木 鏡石 KADOKAWA Amazon ツートな津軽弁魔術師異世界物語第二弾です。すこたまおもへがった(すごく面白かった)です。 今回の舞台はサ…

オーバーロード(丸山くがね著)の話

今回は一冊の感想ではなくシリーズの話をします。 このブログにたびたび登場する叔父上が、オーバーロードのアニメにハマったのがきっかけで、原作の大判ライトノベルをコツコツと古本屋で集め始めて、読み終わったのを貸してくれたのですが、それでどうにか…

魔女と猟犬4(カミツキレイニー著)の感想

すげえ本を読んだ。何度だって言うけど本当にそう思いながら読んでおります。 魔女と猟犬 4 (ガガガ文庫) 作者:カミツキレイニー 小学館 Amazon 表紙のぐるぐる目の魔女さんかわいいな……好みだな……と思ってワクワク開いたら、見事なまでのダークファンタジ…

公務員、中田忍の悪徳6(立川浦々著)の感想

お久しぶりです。またすげえもんを読んだぞ! 公務員、中田忍の悪徳 6 (ガガガ文庫) 作者:立川浦々 小学館 Amazon いやあ今回も大変面白かったです。お祭りで浴衣や無人島探検と、ライトノベル度数高めな内容にも関わらず、相変わらずの中田忍!!!! でし…

【番外編】シン・仮面ライダー観てきた!

なにぶん観賞直後でないので細かい部分は忘れているかもしれませんが、シン・仮面ライダー観てきました。初代仮面ライダー視聴リアタイ勢の叔父上に、「あのー、シン・仮面ライダー観にいきません?」と連絡したところ、「いいよ!(笑顔の絵文字)」と朗ら…

SPY×FAMILY11(遠藤達哉著)の感想

はー面白かった~!!!! SPY×FAMILY 11 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:遠藤達哉 集英社 Amazon 電書貼ってますが紙の本で手に入れました。イーホンくんが頑張ってくれたおかげで発売日に入手して読めました! ありがとうイーホンくん!!!! ところで…

はたらけ! おじさんの森4(朱雀伸吾著)の感想

いやはや、相変わらずの奇書もといハチャメチャ・オモシロ・ライトノベルでした。 はたらけ!おじさんの森 4 (ヒーロー文庫) 作者:朱雀 伸吾 主婦の友社 Amazon 新手のおじさんが大量登場する愉快なお話でした。木林さんの名推理も読めるぞ! 前の巻で登場…

七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記(宇野朴人著)の感想

すごいライトノベルを読んだぞ。 七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記 (電撃文庫) 作者:宇野 朴人 KADOKAWA Amazon あの「七つの魔剣が支配する」の外伝的作品で、ゴッドフレイ統括ことアルヴィン・ゴッドフレイの一・二年生時代を描いた作品です。…

七つの魔剣が支配するⅪ(宇野朴人著)の感想

すごく面白い本を読みました。 七つの魔剣が支配するXI (電撃文庫) 作者:宇野 朴人 KADOKAWA Amazon 今回は長期休暇で旅をするいつものみんなが見られます。そしていろんなことを考えさせられました。世界観の練り込みが凄まじすぎる! ゴッドフレイ統括など…

異修羅Ⅶ 決凍終極点(珪素著)の感想

すげーものを読んだ。 異修羅VII 決凍終極点 (電撃の新文芸) 作者:珪素 KADOKAWA Amazon 相変わらずの修羅ぶりでした。画像に帯はありませんが紙の本だとでかでかと「TVアニメ化決定!」の文字が踊っております。裏にはアニメ版のキャストも二名出ていて、…

【番外編】RRR観てきた!!!!

すんげえ映画観てきた。ずばり「RRR」というインドの話題作です。監督が「バーフバリ」の監督だそうでなにやらツイッターがざわついていて、観たいなあでもシネコンじゃたぶんやってないしだいいちシネコン片道1時間半だし……となっていたら超地元の名画…

三体0 球状閃電(劉慈欣著)の感想

すげー本を読んだ。 三体0【ゼロ】 球状閃電 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 三体シリーズの前日譚、というワクワクするお話が出版されたというだけでしばらくウキウキしていて、ようやっと図書館に入ったので借りて読みました。面白かった〜。 このお話のヒ…

裏世界ピクニック8 共犯者の終り(宮澤伊織著)の感想(微ネタバレあり)

マジでバチクソやばいものを読んだ。 裏世界ピクニック8 共犯者の終り (ハヤカワ文庫JA) 作者:宮澤 伊織 早川書房 Amazon 前の巻で鳥子の目的が失われ、鳥子は空魚に告白して空魚は答えに悶々と悩む……というお話です。なんというか……すごかった。 極力ネタ…

2022年の読書を振り返って

今年ももうすぐ終わりますね……(遠い目)。 いろいろありましたが今年も読書を振り返ろうと思います。 今年読んだ本は合計200冊、うち初めて読んだ本は134冊です。総読書数はプラスできょう年末恒例「大晦日の筒井康隆」をするので合計201冊になり…

じょっぱれアオモリの星(佐々木鏡石著)の感想

すこたまおもへぇ本コ読んだ(すごく面白い本を読んだ)。 じょっぱれアオモリの星 おらこんな都会いやだ (角川スニーカー文庫) 作者:佐々木 鏡石 KADOKAWA Amazon 最初にこの作品とエンカウントしたのはいつだったか。ツイッターになろうの紹介文がドンドコ…

剣と魔法の税金対策6(SOW著)の感想

はあ……すんげえものを読んだ。 剣と魔法の税金対策 6 (ガガガ文庫) 作者:SOW 小学館 Amazon コミカライズの試し読みを読んで原作を大人買いした作品もついに最終巻です。人生初の電書でビビりながらダウンロードして読みました。超絶面白かったっす。 い…

公務員、中田忍の悪徳5(立川浦々著)の感想

やべえ本読んだ。 公務員、中田忍の悪徳 (5) (ガガガ文庫 ガた 9-5) 作者:立川 浦々 小学館 Amazon アリエルちゃんが表紙でひとりぼっちになっている衝撃的な表紙と同じ、衝撃的な内容でした。まあ毎回衝撃的なんですけど、このシリーズは……。 今回はアリエ…